アンゴラ村長、交際解消で続出する批判に「ドリンクバー」で見事な対応?

 相方で恋人だったスーパー3助との交際を解消した「にゃんこスター」のアンゴラ村長。もともとは恋人関係が終わったらコンビも解散すると宣言していたが、今回はコンビについては続行する意向を示しており、アンチからの批判を招いている。

 その一方で、芸人としての成長を実感しているファンからは〈コンビを解散してもやっていける!〉との声援も。いずれにせよ彼女に対する意見が各方面から飛び交い、本人も困惑しているようだ。そんな現状についてアンゴラ村長が自ら、ネットラジオ番組「メロン街2丁目で待ち合わせ」にて自らの思いを吐露したという。

「2月9日に配信した最新回はテキスト化され、同日にツイッターで公開。その序盤ではファミレスでドリンクバーと定食を頼んだ客を目撃し、先にドリンクバーを注文したことに違和感を感じたと説明しました。ここでアンゴラ村長は『私はドリンクバーを誰かに寄り掛かったものだと思っていた』と吐露。しかしドリンクバーはとんでもない注文率を誇るメニューであり、それを自立していないイメージで捉えていたことを申し訳ないと語っていたのです。このあたりのくだりは、にゃんこスターにおける自分の立ち位置を暗喩しているようした」(芸能ライター)

 そこから一転してアンゴラ村長は、SNSの発達で誰にでも声を上げる権利が生まれたと指摘。しかし「主張が鋭利になればなるほど衝突するのを見て」、絶対に正しいことはないと思ったという。

 さらに話は女芸人と男芸人の違いへと移り、「平等であったらいいな」という気持ちから、「自分には広く適応される平等の考え方が備わっていると信じていた」と告白。しかしドリンクバーの一件から、自分にも無意識に物事に差をつけていることがあると認めていた。

「その上でアンゴラ村長は『だから意見が違う人がいても、それは別にいいこと』という達観を提示。『ムッとしたとしても今は間違えているだけかと思う優しさが必要です』と、一歩引いて考えることの大切さを説いていました。これはおそらく自らへの戒めでもあり、各方面から押し寄せる様々な“鋭利な主張”への対処法なのでしょう。後半の語り口では彼女らしい生真面目さが顔をのぞかせたものの、全体の構成はいかにも寓話的で、かなりプロットを練ってきたことを実感させます。なによりドリンクバーからこれほど話を膨らませることができるあたり、芸人としての大きな成長を感じずにはいられません」(前出・芸能ライター)

 アンゴラ村長のネットラジオは今後、日曜18時に更新していく予定だという。ネタ以外のところでなにかと批判されがちな彼女だが、今後は毎週のようにその芸人力を感じさせてくれるのかもしれない。

(北野大知)

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