”食傷気味”でも、石原さとみの「医療ドラマ」にアドバンテージの理由

 女優の石原さとみが今年4月期のドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系)に主演することが、2月5日の「サンケイスポーツ」など複数のメディアが伝えた。同日、公式ツイッターもスタート。

 同ドラマは、「月刊コミックゼノン」で2018年より連載中の漫画「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」が原作。石原が演じるのは「縁の下の力持ち」(アンサング・ヒーロー)として、患者の毎日を守るために日々奮闘する薬剤師役だ。医師や看護師が中心のドラマは数多くあったが、病院薬剤師を主人公にしたドラマは日本初だという。

「医療系ドラマで真っ先に思い浮かぶのは、19年10月期に第6シーズンが放送された米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)でしょう。第6シーズンでは平均視聴率18.5%を叩き出し、相変わらずの強さを見せつけました。今年1月期も天海祐希主演ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)が好調です。2月1日放送の第4話まで2桁視聴率を記録しています」(テレビ誌ライター)

 医療系ドラマの人気が花盛りの一方、視聴者が食傷気味ではないかという懸念もあるが、石原は大丈夫なのか。

「原作の評価が非常に高いのが強みです。それに加え、石原の医療の〝知識〟も演技に好影響を与えると思います。実は、石原は看護師を目指していることを公言。16年10月3日放送のバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した際、石原は芸能界を干された時のことを考え、看護師になるための勉強をしていると語っていました。医療の知識もついているはずですし、普通のドラマ以上にやる気も出るはずです。このドラマでの石原の演技には大いに注目すべきでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 看護師を志望する石原の病院薬剤師役に注目だ。

(石田英明)

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