「世界の若者の22%がニート」のILO発表に驚きの声!

 国際労働機関(ILO)は1月20日、年次報告書「世界の雇用及び社会の見通し」を発表。15〜24歳の若者で通学や就業をせず、職業訓練もしていない、いわゆる「ニート」が世界で2億6700万人に上るとし、ネット上では驚きの声が上がっている。
 
「報告書によれば、この世代のニート率は22%に達するといい、割合を予測した中で最も多い地域は『アラブ諸国』の40.7%で、『南アジア』の30.9%、『北アフリカ』の27%と続き、日本が含まれる『東南アジア・太平洋地位域』は18.5%で12地域中7位といいます」(社会部記者)

 これにネット上では、《こんなにも世界にニートがいるとは驚き》《働きたくても働けないのか、それとも単純に働く意欲がないのか…》《俺らみたいな働いたら負けかなと思ってる人が世界中にいるの!?》など、意外とする見方が多く見られた。
 
「同報告書では、2020年の世界全体の失業者が250万人増える見込みであることも明らかになっています。リーマンショック以降、失業率は改善の傾向にありましたが、米中貿易摩擦による世界経済の減速などもあって、再び失業者も増加傾向にあり、若者のニートも増えているのではないかと見られます」(経済ジャーナリスト)

 環境は各国違えど、ニート増加が社会問題となっているのは日本だけではないのである。

(小林洋三)

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