7月オープンUSJ「任天堂ワールド」はマリオの世界がまんま体験できる!?

 USJに新エリアの「スーパーニンテンドーワールド」が東京オリンピック前の7月24日にオープンを予定しているが、1月14日にキックオフ・イベントが開催され、徐々にその中身も分かってきた。

 当初は「マリオワールド」と呼ばれていたように、そこはスーパーマリオの世界観が演出される。2017年6月から始まった現地の敷地内の工事箇所からは、スーパーマリオのゴール地点でお馴染みの、頂上に赤い「M」の字が入った旗がはためくゴールポールが建つ崖のような小山が建設されているのがうかがえる。

「2019年11月の発表では、この建物を目印として、周りにピーチ城やクッパ城、また、いくつかのアトラクションが作られるとされています。2層構造の複合立体アトラクションで、実際に乗れるマリオカートは最新技術を駆使したものだそうです。お土産ショップのキノコの家やレストランなども併設されると予想されていて、過去のハリー・ポッターエリアの450億円を超えた600億円の総工費がかけられています」(ゲームライター)

 イベントでは、エリア内で使える専用ウェアラブルデバイスの「パワーアップバンド」(全6種類・価格未定)が販売され、これを付けてエリア内に配置されたハテナブロック(下から叩くとコインが出る箱)を叩くとスマホ内のコインが貯まる「スマートフォン連携要素」が明らかになった。リアルでの体験がスマホゲームに反映されるというわけだ。また、「パワーアップバンド・キーチャレンジ」というイベントが行われ、クッパJr.が盗んだゴールデンキノコを奪還するストーリーに来場者がプレイヤーとして参加することが出来る。

 これもバンドとアプリを駆使することでリアルとゲーム内空間が連動、アプリ内では集めたコインの数やスタンプが閲覧でき、来場者同士がランキングで争ったり協力し合ったりと、ライブ感も十分に楽しめそうだ。
 
「もちろん世界的な人気を誇るマリオですから、日本のUSJが先行した後にはハリウッドとフロリダのアメリカ内の2カ所とシンガポールでのオープンも予定されているので世界中の注目が集まっています」(同前)

 日本のゲームのキャラクターコンテンツがテーマパークの分野、しかも世界的に進出することになって、今後は同じような動きが加速、続々と新名所が増えるかもしれない。

(猫間滋)

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