日本新聞協会が公表している最新データによれば、新聞の総発行部数は3990万1576部。この10年で1000万部以上、部数を落としている。それゆえ1世帯あたりの部数も激減。今や0.70部となっている。つまり3世帯に1世帯の割合で、まったく新聞を読んでいない計算になる。
新聞紙がないという家も少なくない。引っ越しの荷作りで緩衝材に使う、ペットのトイレに必要、そんな時はどうするのか。最近は古新聞を買っているようなのだ。幸いにして、我が家は新聞をとっている。さっそく古新聞の相場を調べてみよう。
この半年間、ヤフオクで最高値をつけた古新聞は8600円。ただし100キロまとめて‥‥である。この量は、読売新聞朝夕刊1日分が約0.2キロだから、実に500日分になる。1年半にわたって読み終わった新聞を保管して、約2カ月分の購読料が浮くだけ。決して割のいいビジネスではない。ヤフオクウオッチャーはこう話す。
「価格が一定していて、100キロで8600円、25キロで2500円ほど。これはタダで新聞紙をかき集められる業者が売りに出しているとみられます。もし個人で出品するなら外国の新聞がオススメです。包装紙に使ってもオシャレに見えるということで入札者も多く、価格も5キロで2800円前後と割高ですから」
ちなみに、アラビア語や中国語は不人気で、英語やフランス語のほうが人気があるそうだ。