松屋「オリジナルカレー」の大袈裟過ぎる“終了告知”に批判殺到!

 大手牛丼チェーンの「松屋」が、「オリジナルカレー」の販売を終了し、これまで期間限定で販売していた「創業ビーフカレー」をレギュラー化することを明らかにしたのだが、その発表の方法に批判の声が殺到している。
 
 11月27日夜、松屋は公式ツイッターで【大切なお知らせ 大事件】と題して投稿をおこない、「夜分ですが皆様には早めに伝えたくて。松屋から『オリジナルカレー』が消え!?来週日曜日から松屋の『オリジナルカレー』順次全店終売となります」と発表。「#松屋カレーショック#なくなる前に食べておく#食べればわかるさ#松屋のオリジナルカレー」と煽るようにハッシュタグをつけ、オリジナルカレーの終売をアピールした。
 
「松屋のオリジナルカレーといえば、看板メニューの『牛めし』に次ぐ人気商品だけに、SNSではあっという間に情報が拡散。ツイッターでは『#松屋カレーショック』がトレンド入りするなど大きな話題となり、惜しむコメントが多く上がったんです」(ネットウォッチャー)

 しかし翌28日の朝、松屋は再び公式ツイッターを更新し、「12月3日(火)10時〜松屋『創業ビーフカレー』ついに定番化!!牛バラ肉をとろっとろに煮込んだ創業ビーフカレーは松屋本気カレー!!」と発表。結局はカレーメニューがリニューアルされただけのことだったと明らかになり、ネット上では《炎上マーケティングかよ》《本気で落ち込んだ人がマジかわいそう》《こういうやり方は印象が悪くなるだけ》など、ブーイングの声が噴出したのだ。
 
「販売終了の煽り方は新商品を発表するためのものだろうとは思っていましたが、それが単に創業ビーフカレーにリニューアルされただけとなれば、松屋のカレーファンは戸惑うばかり。こうした告知方法をとったのは、商品リニューアルに伴い価格が100円値上げされているからでしょう。松屋では14年に『牛めし』から『プレミアム牛めし』へリニューアルをした際、《実質3割の値上げではないか!》と批判が集まった。そのため、今回はオリジナルカレーが終売することを強くアピールして、値上げはするが、まったく別の商品を発売するということを印象づけたかったのかもしれません」(フードジャーナリスト)

 いずれにせよ、こうした手法が利用者の信頼低下につながらないことを祈るばかりだ。
                             

(小林洋三)

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