今年も“瞬殺”か! 日清「謎うなぎ」「謎うなぎ丼」の安さと美味しさの秘密

 夏が近づくと恋しくなる「うなぎ」。しかし天然資源の減少と価格高騰で手が届きにくくなったいま、植物性素材で蒲焼を再現する「代替うなぎ」が脚光を浴びている。その筆頭が日清食品の「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」だ。

 今年の謎うなぎは、7月3日正午から日清食品グループオンラインストア限定で7000セットが販売されている。税込1620円(送料は1回の注文につき900円)で、購入は1人1回・最大4セットまで。昨年は5000セットがわずか1分で“瞬殺”完売している。

 最大の特徴は、動物由来原料ゼロながら本物さながらの身質と香ばしさを生む三層構造だ。最上層の「白身」は粒状大豆たん白で、ふわっとほぐれる繊維感を演出。「中間層」には植物油脂を充填し、身と皮の間の脂身のとろりとした舌ざわりを再現。「皮層」は大豆たん白に竹炭粉末を練り込み、黒く張りのある皮目を表現する。さらに本物の蒲焼から型を取った金型で成形し、炙って焼き目を付ける徹底ぶりだ。

 味付けは淡水魚に近い風味を植物素材に重ね、煮詰めた特製甘辛だれで香ばしさを際立たせる。セットには謎うなぎ1尾分と甘辛だれ、粉山椒が各1袋付属し、ヴィーガンの人でも「うなぎ体験」を楽しめる。

 さらに7月14日には、謎うなぎを具材にしたカップライス 「日清 謎うなぎ丼」が全国発売される。価格は369円、内容量は98g(ライス75g)で、熱湯5分で出来上がる。しょうゆベースのつゆに白身魚の旨味や炭火焼きの香りを利かせ、仕上げに別添の濃厚甘辛だれを回しかければ、手軽に蒲焼丼の満足感が味わえる。オンライン争奪戦に敗れた人はこちらを確保しておきたい。

 今年の丑の日は 7月19日と31日の2回。昔から「夏バテにはうなぎ」と言われるものの、資源保護への意識が高まるいま、植物性うなぎは持続可能な選択肢として注目度が上昇中だ。高たんぱくでコレステロールを気にせず楽しめる点も魅力である。

 日清食品が提案する2つの「謎うなぎ」は、味とサステナビリティを両立させた「新定番」として、今年の丑の日商戦を大いに盛り上げそうだ。

(ケン高田)

*写真はイメージ

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