【阪神】「なぜビーズリー?」藤川球児監督の投手起用に疑問の声

 阪神は4月30日、バンテリンドームでの中日戦で延長11回、4-5で今季初のサヨナラ負けを喫し、3連敗となった。これにより、巨人と入れ替わって首位から陥落した。

 先発の門別啓人は5回3分の2を投げ、4安打4失点。4-2とリードして迎えた6回、2死から死球と四球で崩れて降板。2番手の岡留英貴が四球を与え、3番手の島本浩也が代打・高橋周平に2点タイムリーを許し、リードを守りきれなかった。

 さらに、4-4の11回にはビーズリーが7番手として登板。先頭の細川成也に中前打を許し、犠打で1死二塁とされた後、木下拓哉への初球はサインミスにより坂本誠志郎が捕逸して1死三塁のピンチに。最後は2死一、三塁から代打・カリステにサヨナラの中犠飛を浴び、敗戦となった。

 この敗戦を受け、SNS上では阪神ファンから藤川球児監督の采配に対する疑問の声が続出。「なぜビーズリー? 漆原ではなかったのか」「あの場面での岡留君の起用は荷が重すぎた」「6回裏の継投がすべてだった。ピンチの場面で勝負どころだったのに、及川を投入してほしかった」などの意見が寄せられた。

 野球解説者の佐藤義則氏も、5月1日に自身のYouTubeチャンネルを更新。この試合の投手起用について疑問を呈している。

「岡留って、ずっと投げてなかったんだよね。漆原とかあの辺は投げてるんだけど。岡留って、いつ投げたかなって感じで、こんな大事な場面で使ったのは、しばらく投げてなかったからなのかという疑問もある」

「門別は2アウトを取った後に死球と四球だったけど、もう1人くらい頑張って投げさせてやってほしかった。成長のためにも。いつも途中で交代だからね」

「一番わからないのは最後のビーズリーだけど、これからどう使っていくのか。先発から中継ぎに回すのか、そのあたりが疑問なんだよね」

 投手陣の層の厚さは阪神のストロングポイントだったはずだが、現状ではうまく機能しているとは言い難い状況のようだ。

(鈴木十朗)

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