男性3人から合わせて1億5000万円以上をだまし取った罪などで実刑判決を受け、懲役8年6カ月が確定した「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告がついに“本性”をあらわした。
りりちゃんの獄中日記を管理する立花奈央子氏は4月1日、りりちゃんのXを更新。りりちゃんの起こした詐欺事件の被害者のために設立した合同会社「いぬわん」を「解散」することを明かし、その経緯を説明した。
合同会社は、りりちゃんがnoteなどの執筆で得た収益を一時的に預かり、諸経費を除いた全額が被害者への弁済に充てられることになっていた。実際、りりちゃんも裁判や手紙の中で、再三「被害者の方に弁済をしていきたい」と発言していた。ところがここにきて突然、担当者に「現支援活動の全ての停止及び解散」を申し立てたという。
立花氏はその理由として、りりちゃんが拘置所に収監されている実在する暴力団組織の人物X氏と「獄中婚」を望んでいることを明かし、「渡邊真衣さんがどのような恋愛を行い、いかなる人物と婚姻関係を結ぶのかは本人の意思によって決定されるべきものです」としながらも、「今後婚姻関係を結ぶことになれば、被害弁済に回るはずの原資がそちらに流れてしまうのではないか」と疑念をあらわにした。
その後、立花氏は協議を進め、一旦はりりちゃんも「ちゃんと被害者にお金かえす。ごめんなさい」と謝罪したというが、昨年12月26日に届いた手紙では前言を翻し、「人生を人任せにしている自分の悪い所をみつけました」として、支援活動の停止と解散を宣言。その上で、「いぬわんの収益をX氏の口座に振り込むこと」「振り込まない際は横領の罪で法的処置を行うこと」を通達してきたというのだ。
Xのフォロワーからは「これが現代版、蜘蛛の糸か」「なんというバッドエンド。やっぱりなんの反省もしていなかったんだな」「りりちゃんのスイッチが切り替わった瞬間がホラー」などと、呆れや諦めの声が相次いでいる。
奇しくもこの投稿がアップされた1日は、「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)で、「頂き女子りりちゃん」が特集されており、多くの視聴者があらためてりりちゃんの騙しの手口に驚愕したばかり。独特の文体と表現から、一時は「文才がすごい」と評判になったりりちゃんの獄中日記だが、まさか今になってちゃぶ台返しがあるとは…。
更生を信じていた人にとってはあまりにもショッキングな結末だったのではないだろうか。
(ケン高田)