2月27日から「牛たん食べ放題」フェアがスタートしたしゃぶしゃぶ食べ放題チェーン「しゃぶ葉」で、「肉が盗まれた」との報告が相次いでいるという。原因は「猫型配膳ロボット」にあるというのだが、いったいどういうことか。
「セルフサービスの飲食チェーンで、客が席を立っている間におかずが盗まれることを『おかずスティール』(スティール=盗む)といいます。『しゃぶ葉』の場合は、猫ロボットが肉を配膳中に横から奪ってしまうのだとか。注文した人の前には空の猫ロボットしかやってこず、店員を呼んで発覚するというパターンですね」(フードジャーナリスト)
食べ放題の場合、客がすべて同じコースを注文するわけではない。自分は安価なコースを注文しておいて、他の客の高級肉を意図的に抜き取っている不届き者がいるらしい。26日には、ある客がXでこんな苦言を呈している。
《しゃぶ葉、確かに安いんだけど最安価コース(豚肉のみ)を選んだグループが配膳中の猫ロボットから他テーブルに配達中の牛肉や寿司をかっぱらっていく治安の悪い店というイメージが(実際にやられた)》
このポストが拡散すると、以下のような同様の報告が大量に寄せられた。
《自分もこれやられて何も乗ってない虚無の猫ロボットが複数回来た》《中高生のグループがロボットが運んできたもの根こそぎ奪ってた》《なんか持ってかれてる時あるなぁって思ってたらそういうことだったのか》
猫型配膳ロボットには、客が取るべきトレイが青く光り、取り間違いを防ぐセンサーもある。ただ、強引に取ってしまえばそれまでだ。結果、悪質な「おかずスティール」は後を絶たないというのである。
こうした事例は「しゃぶ葉」に限らず、他のチェーン店でも起きているといい、抜本的な対策が早急に求められているのだが…。
(ケン高田)