野球国際大会「プレミア12」で開幕から5連勝、無傷のまま11月21日からの2次リーグ(スーパーラウンド・東京ドーム)に臨む日本代表。
「『投手が踏ん張って勝つ』という守り主体の野球に、歴代代表監督よりも地味すぎるという声が圧倒的だった井端弘和監督ですが、球界関係者の間でも評価は鰻登りです」(夕刊紙記者)
中でも好采配と言われているのが、阪神の森下翔太の「4番」起用だ。本来であれば巨人の岡本和真、もしくはヤクルトの村上宗隆が候補で、10月の記者会見の段階で井端監督も「現状で4番は岡本」としていたが、2人ともケガで辞退。そんな中で森下の4番はズバリ的中し、5試合で打率は何と5割7分1厘。驚異的な数字に古参の阪神担当記者などは「岡田前監督でも絶対あり得なかった起用法」と舌を巻いていた。
ただ、井端監督は試合以外でも苦労が絶えないようで…。
「これまでの代表監督と比べて注文を出しやすいのか、MLB在籍のメンバーを呼べないプレミア12のネタ作りのために『自主練習にも出てほしい』『取材にはしっかり応じてほしい』と、関係者からの要望がすごい。井端監督もその状態には閉口しています」(夕刊紙記者)
スーパーラウンドでも井端監督の“意地の采配”に期待したい。
(小田龍司)