五輪後に「イチローWBC監督」が誕生 2020年の大予言【プロ野球編】

 今季のプロ野球は東京五輪開催により、夏場に中断期間が設けられている。それだけに金メダルは至上命題なのだが、先のプレミア12で侍ジャパンを世界一に導いた稲葉篤紀監督(47)の評判が芳しくないのだ。

「プレミア12は各国ともに最強メンバーをそろえていたわけではありません。正直、偶然にして世界一となりましたが、稲葉監督はチームに確固たるビジョンを持っていないため、五輪では苦戦するでしょう」(スポーツ紙デスク)

 稲葉監督の任期は東京五輪まで。仮に五輪で惨敗し、メダルすら取れなければ後任人事が注目される。翌21年には大一番のWBCが控えているからだ。そして今、「ポスト稲葉」として09年の第2回大会で稲葉監督とともに戦った盟友・イチロー(46)の名が取りざたされているのである。そして、すでに動き出しているとも。

「イチローは学生野球資格回復研修を受講しましたが、その意図がわかりますか。引退会見でも話したように、メジャーが『頭を使わない野球』になっていることを嘆いているんです」(メジャー担当記者)

 要は拝金主義に陥って、「フライボール革命」を肯定する筋肉至上主義。それに伴う禁止薬物の蔓延、さらにはサイン盗みが横行するメジャーの未来を憂いているというのだ。

「そのためイチローは、原点である高校野球で、指導者として自分が考える野球の価値観を確認したいのです。自身の美学が正しいことを証明し、将来的にはメジャーにフィードバックしたいと考えている。その過程においてWBCで『イチロージャパン』として世界を制し、理想的な野球をアピールすることは理にかなっているんです」(メジャー担当記者)

 さて、メジャー入りを目指す巨人・菅野智之(30)のポスティング移籍は今オフにも実現しそうだが、

「山口オーナーは、菅野が入団に際して1年浪人したことを理由に、海外FA権を得るより1年前倒しでの渡米を半ば認める発言をしている。ブラフかもしれませんが、すでに譲渡金や歩合などを含め『総額1000億円用意する』と息巻くスカウトもいます」(スポーツ紙デスク)

 一方でみずからの意思ではなく、球団を追われてしまうだろうというキナ臭い話も飛び出した。昨季はついに1試合のみの登板で0勝に終わった阪神・藤浪晋太郎(25)がシーズン途中に電撃トレードされる可能性もあるというのだ。

「何かを変えなければと、昨オフから藤浪はあらゆるトレーニングに着手。秋季キャンプでは臨時コーチ・山本昌氏に指導を仰いだ。その後、中日選手らと合同自主トレし、自腹でシアトルから専門家を呼んで動作解析などを行った。さらには昨季同様に武豊がプロデュースするジムでトレーニングを積んで春季キャンプ入りする。あらゆることを試してシーズンに入り、何も変わらなかったら‥‥。あと変えるのは環境しかないでしょう。親会社からもそうした声が出ています」(在阪スポーツ紙記者)
 
20年も野球の話題は尽きないようだ。

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