「飲みに行くのは苦手です。お酒は大好きですけど…」
9月9日に行われた高市早苗氏の自民党総裁選への出馬会見。記者から人との付き合いについて質問が飛ぶと、こう言って“飲みニケーション”に消極的な姿勢を示した。高市氏はかねてから「飲み会は苦手」と公言してきたが、同日放送のBSフジ「プライムニュース」に生出演し、その理由を明かすと、視聴者からは共感と驚きの声があがっている。
スタジオで進行役の反町理キャスターから先の発言について聞かれた高市氏は「いや、お酒は家でも飲まないですよ」と述べて、夫の山本拓前衆院議員も酒を飲まないと告白。「うちの冷蔵庫に入っているのはノンアルのビールだけ」と明かして反町キャスターを驚かせていた。
続けて、反町キャスターが出演者の提言を読み上げる形で「人間としての絆を広げるための努力、飲み会なんかも含めてなんでしょうけど、『できません』と言わず、チャレンジしてくださいと…」と飲み会について話を振ると、高市氏はこう回答した。
「飲み会もこれまで何度か参加したんですが、男性ばっかりの飲み会というのはですね、けっこう下ネタも出てきまして、私が臨機応変に対応できないという状況もあって、その場の雰囲気を悪くしてしまっている。そこにヒョイと乗って一緒に下ネタも楽しめたらいいんですが、私はその手の話は苦手だったりするので」
飲み会嫌いの理由を「下ネタ」と明かしたことに、SNSでは《高市先生に下ネタこいた議員はどいつだ》《古い体質の自民党をぶっ壊してください》《飲み会で下ネタは勘弁よね》といった声が寄せられていた。
「高市さんはすべての飲み会が嫌いかといえばそうではなく、大好きな阪神タイガース関連の集まりなら大歓迎だとか。経済産業省で副大臣、総務省で大臣を務めた時には、かなりの阪神ファンが集まったそうですが、阪神が優勝した昨年は内閣府にいたため、たった3人で祝勝会を行ったと明かしていました。それにしても、女性議員が出席している中で下ネタを放つとは…。高市さんの発言で自民党の性ハラ体質が浮き彫りになった形です」(メディア誌ライター)
高市氏が総理になった暁には、自民党内に「下ネタ禁止令」を発令してほしい。
(福島シゲル)