「天気予報ってそんなもんでしたっけ?」古市憲寿氏に天達キャスターが反論

 8月22日に日本の南の海上で発生した台風10号はゆっくりと北上し、29日には鹿児島県に上陸。九州各地は激しい大雨に見舞われているが、すでに30日時点で本州各地の交通機関に大きな影響を与えている。

 8月29日放送のフジテレビ系情報番組「めざまし8」は、この台風10号に多くの時間を割いて解説したのだが、コメンテーターで社会学者の古市憲寿氏が天気予報に厳しい一言を投げかける一幕があった。

 番組では、気象防災キャスターの天達武史氏が台風について「迷走しちゃっている」と進路の予測が難しいと説明。その後、番組MCの小室瑛莉子アナウンサーが「土、日、月の予報円の進路は今後、ある程度は定まってくるんですか?」と尋ねると、天達氏は「(台風が)ここまで来ないとわからないです」と四国エリアを指し示した。

 古市氏は「台風の勢力的に交通機関、新幹線とか飛行機に影響がありうるのは何曜日くらいまで、と思ったらいいですか?」と質問。天達氏は東海、関東エリアを指して、「ゲリラ雷雨が起こりやすい状況」が月曜日くらいまで続くと回答した。その後、古市氏は「自己判断とは思うんですけど…、仕事行くの控えようとか、予定やめようくらいの規模では週明けはないってことでいいんですかね?」と尋ねると、天達氏は「ゲリラ雷雨は局地的に起こりますので、その可能性のあるエリアっていうのは気象庁から発表されます」と述べ、ゲリラ雷雨について、「熱帯のスコールが長続きするような感じになるので、そこは交通も乱れるかもしれない」と警戒を呼び掛けた。すると古市氏は「それが予報円の中のどこかってことまではわからないんですね」と述べ、「天気予報ってそんなもんでしたっけ? なんか、天気予報って、わかってくると思ったんだけど、そんなラフなんですね」と天気予報の精度に辛辣な声をぶつけた。

 これにはSNSでも《天気予報に失礼だろ》《気象庁もがんばってるのに》などと批判の声が書き込まれていたが…。

「古市さんが『そんなもんでしたっけ?』と天気予報そのものに疑問を呈すると、天達キャスターは『この台風に関しては特別です』『こんな台風ないですから』と反論していましたが、それだけ台風10号が異例ずくめということ。30日時点で台風が再び南下するのか、北上して熱帯低気圧に変わるのか、まったく予想がつかない状況。少なくとも気象庁が発表する予報円の中では、いつゲリラ雷雨が発生してもおかしくないので、出張などの予定があれば、スケジュールを見直した方が無難かもしれません」(メディア誌ライター)

 そもそも天気予報に100%の精度を求める方が間違っているのかも!?

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