10月開業「ニンテンドーミュージアム」は身分証提示が必須!厳格すぎる入場制度が物議

 任天堂は8月20日、京都府宇治市で建築を進めていた資料館「ニンテンドーミュージアム」を10月2日に開業すると発表した。

 同ミュージアムは、トランプや花札の製造、ゲーム機の修理などが行われていた任天堂宇治小倉工場をリノベーションした施設で、任天堂が過去に発売した商品を数多く展示、巨大コントローラーで「スーパーマリオブラザーズ」を遊べるゲーム体験コーナーもある。任天堂ファンにとっては待望のミュージアムとなるだろう。

 チケットは事前予約制で、入場料金は大人3300円、中学・高校生2200円、小学生1100円、未就学児は無料となっているが、そのほか入館時にマイナンバーカードや運転免許証などの「身分証明書」を提示する必要がある。未成年や未就学児の場合は、健康保険証や母子手帳、学生証でも代用が可能だというが、SNS上ではあまりにも厳格すぎる身分確認に戸惑いの声が上がっている。

 ゲームライターが語る。

「今のご時世、転売やセキュリティ問題を考えると、チケット購入のプロセスや入館時の身分証提示が厳格化されるのは仕方ないところ。ただ大人はともかく未就学児の身分も証明しなければならないとなると、事前の準備を忘れていたり、知らなかった客とトラブルになる可能性はあるでしょう。ミュージアムの公式ウェブサイトには、チケット予約から来館までの流れが記載されていますが、未成年の身分証明については、もう少しアピールしたほうがいいかもしれませんね」

 チケットの購入予約には、同行者の氏名と電話番号を全て記入する必要があり、入館時にも身分証明書の提示を求められるとなると、見切りで予約することは不可能になる。来訪予定者は事前にきちんとした計画を立てる必要がありそうだ。

(ケン高田)

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