イタリアでは約半数、米国では3人に1人が入れているというタトゥー。欧米ではファッションの一部として定着している。日本でも若い世代を中心に普及しており、女性タレントもひっそり入れていた。
歌手の工藤静香は2022年7月21日更新のインスタグラムで、白のセットアップ姿の写真を投稿。左足首には蛇のタトゥーがあった。タトゥーは足首に巻き付くように入っていたが、控えめでおしゃれな感じ。この蛇タトゥーは夫である木村拓哉もお揃いで入れていると報じられている。蛇は「不老不死」の象徴だが、どうりで2人は老けないはずだ。
歌手の相川七瀬は09年、ニューシングル「tAttoo」のジャケットで自身の左耳後方の首筋に「Love or Die」と彫り込まれたタトゥーを初披露した。ロングヘアを下ろせば見えない場所にあり、普段は目につかないだろう。今では、ジャケット自体がお宝写真ともいえる。
女優はラブシーンなどで肌見せする機会も多いことから、タトゥーを入れる人は少ないが、宮沢りえは左肩甲骨のあたりにワンポイント、〝折り鶴〟のタトゥーのある画像が複数回メディアに掲載された。折り鶴には「長寿」「円満」「幸福」などの意味があるという。着物が似合う宮沢だけに、驚く人も多いようだ。
女優の飯島直子は左腕上部にバラのタトゥーが小さく入っている。バラのタトゥーは「情熱的な愛」の象徴だとか。
元モーニング娘。の市井紗耶香は背中に「Lovity」、お腹に「Life is water」、腰や耳の裏にも英字や花のイラストが小さく彫られているという。「みんな水から生まれた」というメッセージなのだそうだ。市井は19年の参院選に出馬した際、〝なぜタトゥーを消して出馬しないのか〟という世間からの揶揄に対し、「別に消したところで何になる」と勇敢に反発したものの、あえなく落選してしまった。
「こうして見てみると、女性タレントのタトゥーはファッション的なアピールや押し出しを強くするということよりも、ゲン担ぎや運気を上げるため、また座右の銘を体に刻むというケースが多いようです。ただし、世間のタトゥーに対するイメージは厳しいままで、かつてタレントの故りゅうちぇるさんが両肩に妻子の名前のタトゥーを入れたことをインスタで公表すると、ネット上に批判が集中。りゅうちぇるさんにとっては〝愛の証〟でしたが、後日更新したインスタでは『こんなに偏見のある社会 どうなんだろう』と疑問を投げかけたこともありました」(芸能記者)
目立ちにくい場所に彫ったのも、世間の目を意識してのことか!?
(石田英明)