有名人のタトゥーといえば、ミュージシャンや格闘家は珍しくないが、お笑い芸人や放送作家にもいた。どんなタトゥーを入れているのか。
「サンシャイン池崎は、2023年6月19日更新のYouTubeチャンネルで顔の目立たない場所にタトゥーを入れたことを明かしました。バラエティ番組の仕事で眉毛を全剃りしたものの、数日後に子供向けの情報番組に出演する予定があったそうで、眉毛なしで行くわけにはいかず、厳密に言えばタトゥーとは違いますが同じ針で施術する、眉毛のアートメイクに踏み切ったとか。料金は約10万円だったといいます」(芸能記者)
放送作家の鈴木おさむ氏は23年5月14日更新のインスタグラムで、自身の背中の写真を投稿。背中の上部には妻でお笑いトリオ・森三中の大島美幸の「美幸」という文字のタトゥーがガッツリ彫られていた。ネット上では、夫が妻の名前のタトゥーを入れることの是非をめぐって論争が起こったが、鈴木氏はブログで「妻はすごく喜んでくれました」と明かしている。
ついてないのは、ウエストランドの河本太だ。河本は23年8月、鬼越トマホークのYouTubeチャンネルに出演。タトゥーがあることが原因で、海のロケNGの判断が下ったことを告白した。河本側はラッシュガードをつけて出演することを直訴したが、朝の番組ということで却下。結果、河本は仕事をキャンセルされ、以降8連休となってしまったとのこと。ちなみのこのタトゥー、彫り師を目指していた先輩の練習台となって入れられたものだそうだ。
はんにゃの川島章良の場合は、夫婦で意外な部位に入れていた。といっても色っぽい部分ではなく、21年5月、夫婦で運営するYouTubeチャンネルで妻から眉毛のアートメイクをしていることを知らされ、川島は大いに驚いた。じつは川島自身も眉毛にアートメイクを施しており、晴れて眉毛アート夫婦の誕生となったからだ。川島はブログで「まぁ眉毛のアートメイクだけど、温泉はいれるのかな笑笑」と綴っていた。
「テレビの放送事故によって明らかになったのがメイプル超合金の安藤なつです。16年2月放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、早朝寝ている芸人を叩き起こし、お題をクリアさせるドッキリ企画に登場。安藤が目覚めたとき、服が捲れた状態で背中が丸見え。そのとき、腰回りに彫られた羽根のような大きなタトゥーが映ってしまったのです。これについて本人は全く言及していないので本物の彫り物であるのかは分かりませんが」(前出・芸能記者)
日本ではタトゥーは反社会的なイメージが強く、いまだにテレビでは敬遠されがちだ。とくにNHKは敏感で、ディーン・フジオカが朝ドラ「あさが来た」に出演したときなどは、腕のタトゥーを完全防備していたという。
タトゥーが市民権を得る日はまだ遠いようだ。
(石田英明)