「若者を振り向かせるのは、テレビ局の長年の課題です。そんな中、ギャル系のタレントは若者への影響力が大きく興味を持たせる入り口として貴重な人材。ただ、その分、消費されやすく、短命で終わることも多い」(芸能評論家・平田昇二氏)
そこで重宝されているのが、「めるる」こと生見愛瑠（21）と、「ゆうちゃみ」こと古川優奈（22）だ。
同学年の2人は共に雑誌モデル出身。20年にめるるが「おバカ」を売りにバラエティーで引っ張りだこの活躍を見せると、後を追うゆうちゃみは“令和の白ギャル”を謳い文句に、22年にブレイクを果たした。
まさにキャラかぶりの似た者同士だが、お色気勝負で組み合うと、ゆうちゃみに一日の長がある。
「22年9月に初写真集『ゆうな』（講談社）を発売し、水着ショットを連発。175センチのスレンダーボディ、推定Eカップのお椀型のバスト、プリッとした美ヒップの評価が高く、売上を伸ばしました」（芸能記者）
一方、肌の露出を控えるめるるについて、ファッション関係者はこう振り返る。
「モデル時代に水着を着たのは数えるほど。実は胸がデカいと言われていたが、谷間やサイズがわかりにくいタイプの水着でした」
このままゆうちゃみがギャルタレ枠を奪うと思われたが、めるるは女優業に進出。すると、映画「モエカレはオレンジ色」（22年、松竹）の演技が認められ、「第46回日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞した。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も太鼓判を押す。
「ヒット中のドラマ『セクシー田中さん』（日本テレビ系）や、春ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』（テレビ朝日系）に出演。話題作に恵まれて関係者の目にも留まりやすく、オファーが途切れない。自然体の演技についつい引き込まれ、ギャルというよりも、女優として輝きを放っています」
ドラマスタッフの評判も上々の様子だ。
「台本は、一度読んだら覚えてしまう天才肌。休憩中はめるるのほんわかした雰囲気に癒やされ、オヤジスタッフにサポートしたいと思わせる存在です」
起死回生の逆転劇。それでも、ここで倒れるわけにはいかないゆうちゃみが、まさかの一手に動く。
「最近、新聞を読んでいるとアピールしていました。“勉強ができるギャル”としてクイズ番組や情報番組のコメンテーターを狙っているようです」（民放テレビマン）
めるるの「ギャルタレ」卒業で、ゆうちゃみのギャル枠は安泰か。
