とあるX(旧Twitter)ユーザーが、DAZNの解約手続きが面倒すぎると投稿し、400万件以上の表示と2万件以上の「いいね」が付くなど話題になっている。ネット上では退会できず、電話やチャットでの連絡が必要だったというが、こうしたやり方は規制の対象にはならないのだろうか?
このユーザーによると、DAZNの退会手続きをしたところ、「これらのコンテンツが視聴できなくなります」という画面があらわれ、さらに「退会手続きに進む」をクリックすると、次は退会する理由を選択する画面になり、選択後に再度「退会手続きに進む」をクリックしたところ、今度は今だけお得な年間プランのオファー画面が表示されたという。
そして、このオファーを無視して画面を下にスクロールしたところ、今度は退会するためには電話もしくはチャットと担当部署まで連絡することを求められ、「DAZN、お前流石にいい加減にしろよ!!いくらなんでも酷すぎるだろ!!ク○が!!」と憤慨したのだった。
なお、その後ユーザーはチャットによる退会処理を選択したところ、AIではなく人とのチャットだったそうで、再び退会理由などを尋ねられ、「いやです」と返答。「いい加減早く退会させてください」と怒りをぶつけて、ようやく退会できたという。
「DAZNの退会が面倒であることは以前からネット上で話題になっていました。退会の手続きを“妨害”し、しつこく継続を求めるやり方を“ダークパターン”と批判する声もあります。解約手続きに伴うダークパターンは欧米を中心に規制を強化する動きが広まっていて、日本ではダークパターン全体を規制する法律はありませんが、『特定商取引法』の改正などでの対応も進めていますから、今後ユーザーからの不満が多く寄せられるようになれば、規制に動き出す可能性も十分考えられます」(フリージャーナリスト)
DAZNは今年2月の価格改定で「DAZN Standard」は月額3700円に値上げされている。退会する時くらいはすんなりと辞めさせてもらいたいものだ。
(小林洋三)