「めざまし8」秋刀魚“不漁報道”のウラで「大漁」「無料配布」視聴者困惑

 今年の秋刀魚は不漁なのか豊漁なのか。高いのか安いのか。朝の情報番組がまったく真逆の内容を放送したことで、一部の視聴者から困惑の声があがっている。

 9月29日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)が伝えたのは秋刀魚の不漁。日本近海の海面水温が上昇したことで、秋刀魚が獲れなくなり、通常1尾180グラムから200グラムが、今年は100グラムが平均となり、1尾500円で販売されていることを紹介。情報キャスターの倉田大誠アナは「(北海道)釧路の沿岸で、今まさにピークのはずなんですけれども、成長が遅れてますので沿岸まで来ていないんです。だからこの秋刀魚を獲りに行くために、漁に遠くまで行かなければいけない。時間と燃料費がかかって、結果、高騰につながっていくということなんですけど…」とその理由を説明していた。

 これにSNSでは、《あれ? 秋刀魚豊漁じゃなかった?》《さっきのモーニングショーと真逆》といったツッコミの声があがっていた。

「ウラのテレビ朝日系『羽鳥慎一 モーニングショー』で伝えていたのは秋刀魚の豊漁のニュース。水揚げ量が1.4倍になったとして、去年よりも大型の秋刀魚が獲れていると説明していました。さらに秋刀魚が大量に水揚げされた北海道・根室では、地元の鮮魚店が売り物にならないとの理由で100グラム以下の秋刀魚を無料配布しているシーンを紹介。この日だけで600キロもの秋刀魚が配られたとのことで、中には100匹以上持って帰る客の姿も…。かなりインパクトのある映像だったので、途中から『めざまし8』にチャンネルを変えた視聴者は、真逆の内容に混乱した様子。《結局どっちなん?》《はっきりしてくれ》といった苦情がネット上に寄せられていました」(メディア誌ライター)

 なお、こうした困惑の声を察知したのか、「めざまし8」では倉田アナが「今週になりまして、北海道と東北地方では秋刀魚の漁獲量が増えてきているという情報もあるので…」と補足していたが、秋の味覚・秋刀魚が“庶民価格”に落ち着くことを願ってやまない。

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