クレジットカード大手のクレディセゾンは8月29日、「永久不滅ウォレットサービス」を10月31日をもって終了させると発表した。永久不滅をうたっているにもかかわらず約12年でのサービス終了に、ネット上では驚きと同時に失笑の声も書き込まれている。
「同サービスは2011年11月からはじまったもので、永久不滅ポイント100ポイントを永久不滅ウォレット450円分に交換でき、対象ショッピングサイトで商品を購入したり、投資を疑似体験できるポイント運用サービスに利用したりすることができます。しかし、クレディセゾンによると、同サービスを利用できるショップなどが減少したため、10月31日をもって終了することを決めたといいます」(社会部記者)
これに伴い、11月1日からは永久不滅ポイントから永久不滅ウォレットへの交換はできなくなり、永久不滅ウォレット加盟店ショップでの決済も終了となる。なお、保有している永久不滅ウォレットは450円分につき永久不滅ポイント100ポイントに交換可能で、サービス終了後も「セゾンポケット」「ポイント運用」「セゾンのふるさと納税」などでは永久不滅ウォレットは利用できるという。
「永久不滅ウォレットが不滅ではなかったということで、ネット上ではツッコミも殺到しています。クレディセゾンによると、永久不滅ポイントの関連サービスということであって、永久に不滅なウォレットというわけではないそうです。永久不滅ポイントは昨年1月にも長崎の十八親和銀行のUCカードの有効期限が切れるとポイントが失効するとのアナウンスがなされ、《永久不滅じゃないんかい!》との声が相次ぎました。永久不滅と言っても本当に永久不滅ではないことくらい分かっていますが、永久とか永遠とか無限とかサービスに名前を付けてしまうと、のちのち恥ずかしいことになるので、やめておいた方がいいかもしれませんね」(フリージャーナリスト)
永久不滅ポイントが終了しないよう願うばかりだ。
(小林洋三)