ネットは“サーバールーム”祭り!堺雅人「VIVANT」のありえない演出にツッコミ殺到

 俳優の堺雅人が主演を務めるドラマ「VIVANT」(TBS系)。1話あたり1億円の予算といわれ、2カ月にわたるモンゴルロケを行うなど日本のドラマとしては異例のスケールを誇る。堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司など、主役級の俳優が脇を固めることでも注目を集めた。期待が大きいぶん、視聴者の目も厳しいようで、7月30日放送の第3話ではツッコミが殺到した。

 同ドラマの主人公は、堺演じる商社マンの乃木憂助。自身が勤める丸菱商事は、中央アジアのバルカ共和国の現地企業に140億円を誤送金し、乃木に容疑がかけられた。乃木は誤送金を取り戻すためにバルカ共和国へ飛ぶが、爆破テロに間違われ、現地警察から追われるハメに……。第3話は乃木が阿部演じる公安の野崎守、二階堂ふみ演じる医師の柚木薫らと帰国し、日本国内で真犯人を探すというストーリー展開だった。

 帰国後、乃木は俳優の濱田岳演じる警視庁のサイバー犯罪対策課の東条翔太の協力を得て、送金システムを改ざんしたデータを入手するため、丸菱商事のサーバールームに潜入。警備員に見つかりそうになったが、乃木はなぜか消えた。乃木はサーバールームの床の下に隠れていたのだ。乃木が隠れたことについては《床下の配線スペースに入れるサーバールームってある?》《サーバールームの床は工具なしでは開けられないと思う》《簡単に床はめくれない》《ご都合主義》などと視聴者からのツッコミが入った。

 また、乃木が同期社員の協力を得て、サーバールームに潜入するときは四苦八苦だったが、脱出した様子は描かれていなかった。これについても《サーバールームからどうやって出た》《どうやって脱出?省略されたから謎》などと疑問を感じる視聴者は少なくなかった。

「サーバールームに限らず、ツッコミどころは満載でした。乃木らが何日もかけて〝死の砂漠〟を横断中でも尽きないスマホのバッテリーだったり、公安の野崎の力かもしれませんが、偽造パスポートで簡単に入国できたりと、細かい点を見ていけば、キリがありません。逆に言えば、それだけ注目されているということです」(テレビ誌ライター)

 いろんな意味で目が離せない大作ドラマだ。

(石田英明)

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