1月14日放送の「ブラタモリ」(NHK)で、タモリがある行動をとるのかどうか、鉄道ファンの注目を集めた。
訪れたのは静岡県の大井川。南アルプスを水源に持つ流量の多い川で、東海道の難所として知られている。放送前に大井川鐵道の井川線が登場すると告知されていたため、鉄道ファンが注目していたと鉄道ライターは言う。
「井川線は急勾配を上っていくために、『アプト式』という歯車を使った方式を採用しています。日本ではここだけで、鉄道ファンに愛されている路線なんです。タモリさんは乗ったことがなく、憧れの路線とのことでした」
タモリは硬券を手に車両に乗ると、「小さいですね車両が」「機関車がすぐ後ろでいいですね」と顔をほころばせる。千頭駅を出て渓谷沿いを走ると「すごいなこれは」と驚く様子を見せた。アプトいちしろ駅でアプト式の機関車をつなげる作業を見ては「おおっ」と歓声を上げている。乗車後には「素晴らしい。けど怖い」と語り、満足した様子。
鉄道ファンが注目したポイントは、この先にある奥大井湖上駅。ここでタモリが登山をするのかどうかに関心が寄せられたのである。
「奥大井湖上駅は、ダム湖につきだした岬の先端にある駅で、近くの山から駅と線路、車両を含めた絶景写真が撮れることで有名です。ただ駅からそこに行くには、鉄橋の線路横を歩いて湖を渡り、20分ほど山登りをしないといけない。きつい道のりをタモリさんが行くのかどうか注目していました」(前出・鉄道ライター)
映像は山道を歩くタモリから始まり、すぐに絶景が見渡せるポイントへ。登るシーンがなかったことから、登山はしなかったようだ。
「実は駅から行くと大変な道のりなんですが、車だとそこまで大変ではないんです。スタッフがタモリさんに気を使って車で行ったと思うのですが、できれば鉄橋を渡って行ってほしかった。苦労してたどり着き、目の前に絶景が広がる瞬間は最高ですから」(前出・鉄道ライター)
次はぜひ山を登って絶景を味わってほしい。