オリジン東秀、従業員の迷惑行為“謝罪”に「今さら!?」と大炎上

 5月5日、弁当チェーン「オリジン弁当」を運営するオリジン東秀は、従業員が同業である「キッチンDIVE亀戸店」に対し「商品破損を伴う迷惑行為をおかけした」として謝罪したが、ネット上では同社の対応に批判の声が殺到している。

「オリジン東秀の従業員が迷惑行為をおこなったのは2月20日のこと。キッチンDIVE亀戸店はYoutubeで常に店内映像をライブ配信しているためその映像も残っていますが、5月4日にキッチンDIVEが『note』に詳細な経緯を投稿したことで具体的な状況が明らかとなりました。それによると、事件当日はオリジン弁当で働くAとその仲間たちが深夜2時過ぎに全員泥酔状態&ノーマスクで来店し、Aは店に入るなり『万引きしちゃうぞー!』と宣言。弁当を殴りつけたり、おにぎりを弁当に叩きつけたりと迷惑行為を続け、他の仲間が弁当を選ぼうとすると『オリジン弁当あるから!俺の働いてるとこ。マジで美味いから』などと止めていたのです」(ネットライター)

 その後も少年グループは店内で騒いでいたため、店員が警察に通報。すると、Aが実際にオリジン弁当の従業員であることが判明し、今回のオリジン東秀による謝罪に至ったのである。しかし、これにネット上では《再発防止に努めるって言うけど、キッチンDIVEが「note」に書かなければうやむやにする気満々だったようにしか思えない》《事件があったの2月だぜ? 今さらお詫び出すなんて火消しのためでしかない》《オリジン東秀は問題を軽視し過ぎ》など批判の声が止む気配がない。

 キッチンDIVEの「note」によれば、Aが働くオリジン弁当の店長に事件を伝えると、「オリジン弁当としては従業員のプライベートの時間に起こした事件なので一切関知しない」と言われたといいます。さらに同エリアマネージャーに伝えても同じ対応で、事件から8日経ってもオリジン東秀側からは何の連絡もなく、弁護士を通して受任通知兼質問状を送付すると、ようやく営業部長、総務部長、当該従業員と母親から直接謝罪を受けたのだとか。

「さらにキッチンDIVEが『note』に詳細を投稿したことで、ようやくホームページに謝罪を掲載したという流れなので、オリジン東秀の対応としては完全に後手後手。最近では、『吉野家』が生娘シャブ漬け戦略発言や勝手に外国籍と判断した学生を採用説明会に参加拒否したことなどが問題になっていますが、今の時代ほとんどの情報はSNSなどで拡散されてしまいますから、事なかれ主義で波風が収まるのをただ待っているだけでは、余計に事態を悪化させるだけです」(ITジャーナリスト)

 今回のような対応では、オリジン東秀が事態を容認していたとも捉えられかねないだろう。

(小林洋三)

ライフ