「メガビッグ」通算10口目の1等12億円当せんの確率に「夢がない」!?

 日本スポーツ振興センター(JSC)は2月27日、第1285回サッカーくじの「メガビッグ」で12億円の1等当せんが1口出たと発表した。同くじで12億円が出るのは昨年6月以来およそ8カ月ぶりの10口目となるが、ネット上では「どんだけ当たらないんだよ!」といった悲鳴も見られる。

「メガビッグは2020年2月から販売がスタートしたサッカーくじで、J1などサッカー12試合を対象に、ゲームの勝敗ではなく両チームのゴール数の合計をコンピューターがランダムに選択。全試合的中すれば1等最高7億20円が当せんしますが、キャリーオーバー(繰越金)が発生している場合は最高当せん額が12億円となるのです」(ギャンブル誌ライター)

 なお、メガビッグの理論上の1等当選確率は1677万7216分の1というが、ネット上では《いつもキャリーオーバーしてるのに10回しか12億出てなかったことのほうが驚き。歩いてて股の間を隕石が抜けるくらいの確率にしか思えない》《毎週開催しているのに8カ月ぶりの12億円ですか。当せん額の上限を1億円とかにして多くの人に分配した方が経済は回りそう》など、1等12億円の当せん回数が少ないという意見が多く見られる。

「17年にはtotoBIGを5口一組と10口一組買った人が、コンピューターがランダムに試合結果を予想しているはずにもかかわらず、5つのくじでその予想が完全に一致していたことをSNSに投稿して物議を醸したことがありました。これにJSCは『重複した投票内容の出現はあり得るものであり、この事象につきましても、システムの不具合や不正な操作等によるものではない』と弁明しましたが、未だに不信感を持っている人も多いのかもしれません。ただ、メガビッグは発売から丸2年で、キャリーオーバーを含めた最高当せん額12億円が10口出ているのは決して少ない数字ではないと思います。2〜3カ月に1回は12億万長者が誕生している計算になりますからね」(同)

 なお、メガビッグにおける1億円以上の当せんは2年間で26口あるので、むしろ高額当せんはしやすいくじとも言えるかもしれない!?

(小林洋三)

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