現在、テレビ東京で放映中の深夜ドラマ「鉄オタ道子、2万キロ」。玉城ティナ演じる鉄道マニアの女性が全国にある秘境駅をただ訪れるだけの同局らしいテイストの作品だ。
番組ではニセコの麓にある「比羅夫駅」(北海道)や大井川の上流にある超絶景の「奥大井湖上駅」(静岡県)、開聞岳の近くにあるJR全国最南端の「西大山駅」など有名な秘境駅が次々と登場。鉄道ファンの中には劇中の彼女のようにこうした駅を巡るのが好きな人も多く、駅には訪問の記念にメッセージなどを自由に書き込める「駅ノート」を設置しているところも少なくない。
筆者は昨年12月、ドラマの第2話で登場した野岩鉄道の「男鹿高原駅」(栃木県)を訪問。福島との県境近くの山間の無人駅だが、同駅待合室にあった駅ノートで衝撃的な書き込みを発見してしまった。書いたのは恋人と2人で訪れたという20代のOLで、駅で卑猥な行為に及んだというものだった。
これだけなら単なるイタズラの可能性もあるが、メッセージには女性のものと思われるキスマークが添えられ、さら封が破られた避妊用ゴム製品の袋まで貼り付けられていた。証拠付きのここまで生々しい告白が記された駅ノートの書き込みを見たのはこれが初めてだ。
「秘境駅のような、ひとけのない場所はマニアにとって格好のスポットとなっているようです。実際、そうした場所で撮られた画像や映像が投稿されてくることも珍しくありません」(成人誌編集者)
ただし、秘境駅だからといって、ハメを外すのはかなりリスクが高いと警鐘を鳴らす。
「防犯カメラを設置している秘境駅も多く、鉄道会社の職員や警察も定期的に巡回に訪れます。もし破廉恥行為をしているのがバレたらタダでは済みません」(同)
なにより鉄道ファンにとってはいい迷惑。ドラマを見て秘境駅の素晴らしさを知れば、そんな気は起きないと思うのだが…。
(高島昌俊)