内閣参与辞任の石原伸晃氏、コロナ助成金受給以上に世間がブチ切れた言葉とは?

 今年は厄年?というぐらい悪いことが重なった、元自民党幹事長の石原伸晃氏。

 先の衆院選では有権者から「何もやってないじゃないか!」「ウソをつけ!」と野次を浴びた挙げ句、落選。“ただの人”になったかと思えば、今度は同じ年のお友達である岸田総理に内閣官房参与に任命されて「失業対策か!」と批判の的に。おまけに今度は石原氏の事務所が新型コロナの影響を受けたとして雇用調整助成金約60万円を受け取っていたという事実が明るみに出る始末。あまりの”残念ぶり”に国民を大いに呆れさせている。

「石原氏は今年1月にコロナ陽性となったことで緊急入院。中等症患者が自宅療養を余儀なくされている中、コネのある病院へ特権入院できたことで猛批判を浴びました。それまで圧倒的に強かった地元選挙区での落選は、そのイメージダウンが大きく影響していたことは否めません。にもかかわらず、首相のお友達人事で日当2万6400円の役職に就くというサプライズ。結局は与党内からも批判の声が上がり辞任に追い込まれましたが、コロナ助成金の受給にしろ、一般庶民の感覚から大きくズレている印象がありますね」(週刊誌記者)

 さらに国民感情を逆撫でしたのは、当初、内閣官房参与に起用されることについてマスコミに放ったコメントだ。

「石原氏は記者団に対し、『先の総選挙は私の不徳の致すところ。勝負は時の運。まだ体力、能力も十分にあると思っているので、国のため地域のため、疲弊している業界のため、お役に立てるアドバイスをしていきたい』と述べたのです。この”勝負は時の運”という一言が世間の人の逆鱗に触れた。つまり、落選したのは運が悪かっただけと言ってるわけで、これは投票した有権者をバカにしていると解釈されても文句は言えないですよ」(同)

 この「勝負は時の運」がニュースで伝えられると、ネットには《全然反省してないことに驚いた》《有権者をナメきってると思う》《任命した岸田さんにもガッカリ》《聞いた瞬間にブチ切れそうになった》など、ブーイングの嵐。

 新年早々にコロナ入院で世間を憤らせ、年末にも怒りを蒸し返した石原氏。辞任した内閣官房参与といえば首相に有益な情報提供やアドバイスをする役割。特権入院、助成金受給、そして落選したのに再就職と、自分に有益なことしかしてない気がしていたけれど……。

 また「何もやってないじゃないか!」と言われないよう、今後の奮闘に期待したい。

(山田ここ)

ライフ