株式会社マイナビが運営する就活エージェントサービス「マイナビ新卒紹介事務局」がとんでもない”失礼メール”を全国の就活生に誤送信していたことが話題になっている。
サービスを利用している就活生に届いたメールの内容は、東急グループの企業でマーケティングや企画などを体験できる「1day仕事体験」の紹介だった。就活生にとって魅力的な案件だが、メールのタイトルには「”〈第1〉大東亜以下⑨”」と記されている。
就活サイトで「大東亜」といえば、東京都内の有名私立大学を指す大学群「大東亜帝国」をすぐに連想するだろう。おそらく大学のランクごとに紹介する案件がそれぞれあるのだろうと思わせるメールタイトルだ。しかし実際にこのメールを受け取った就活生が、そのまま「大東亜以下」の学生ということではない様子。就活エージェントサービスの利用を申し込んでいた学生たちに、在学中の大学に関係なく送られてきているという。
「大東亜以下」メールを受け取った全国の就活生達はSNS上で《『大東亜以下』ってがっつり学歴差別してるメールきたんだけど、誤爆?》《違う大学だけど、めちゃ侮辱された気分》《学歴によって紹介する案件違うのは当たり前だろうけど、表現が失礼すぎるだろ》《就活に”学歴フィルター”ってやっぱあるんだな》《東急グループは大東亜以下向けなのか…》と困惑しつつも誤爆メールにツッコミをいれていた。
社内で分かりやすく区別するためにストレートすぎる表現のタイトルを使用し、そのメールを誤って学生たちにそのまま送信してしまったのだろうか。マイナビは日本テレビの取材に対し「学歴によって募集する学生を変えるような設定を普段からしているといった事実はございません」としている。
(浜野ふみ)