「酒イジメ」内閣に飲食店の怒髪天!(1)「従業員偽装」で時間外飲み

 一体、何度繰り返せば気が済むんだっ! バカのひとつ覚えの緊急事態宣言ばかりか、今度は銀行や酒卸業者を抱き込んで、居酒屋との取引停止までを恫喝する横暴ぶり。無能な菅&西村「ノンアル内閣」の身代わりにコロナ感染の主犯格に吊るし上げられた居酒屋店が、もはやガマンならんと、怒髪天を衝くマグマを大噴火させた。

 今回の緊急事態宣言で急遽、休業を取りやめ、全面営業に踏み切った品川区の居酒屋店主は怒り心頭だ。

「金融機関を使う? 酒卸が取引停止だと! あのバカタレの顔を見るだけで腹が立つ。これまでの緊急事態宣言には従ってきたが、もう我慢ならない。今度ばかりは店を完全営業して立ち向かうしかないだろうよ。お酒ありま〜す。12時までやってま〜す」

 7月12日、夕方過ぎ、歌舞伎町一番街のそこかしこで居酒屋の呼び込みの声が響いている。通行中のサラリーマンや若いカップルなどは声を掛けられると足を止め、料金などを交渉している様子。その呼び込みの1人に尋ねてみると、

「緊急事態? ウチの店は換気も消毒もバッチリやってますから、問題ないっすよ」

 政府の要請など聞く耳持たず。見れば通りに面した雑居ビルには、数多くの店が開店営業を告げるネオンが赤々と灯っていた。もはや、4度目の緊急事態宣言など全く効果なしという有様なのだ。

 社会部記者が緊急事態中の夜の街の現状について説明する。

「銀座、渋谷など都内の繁華街での人出はGW前に出された3度目の緊急事態宣言よりも1〜2割増加傾向が見られました。特に歌舞伎町は、昨年の〝夜の街叩き〟によってコロナ主犯として全国に悪名を広めたダメージが大きく、政府の要請など馬耳東風という店が増えています」

 この一角に店を構える立ち飲み居酒屋の店主が綿々と苦境を訴える。

「ウチはこれまで、まん防(まん延防止等重点措置)での時短営業、緊急事態での休業要請にも従ってきた。そうしたら売上は例年比7割減。もちろん休業支援金も申請してるけど、いまだに1月分すら振り込まれない。今度の緊急事態じゃ、前払いするなんて話も出てるけど、全く信用できない。支援金は前年の月額売上金との比較によって金額が決まるわけだけど、コロナ後に新規オープンした店には前年の実績なんかないわけだから、どこも見切り発車で闇営業してボロ儲けしているよ。こっちは店内を消毒したり、アクリル板を導入したりして点検を受けてようやく、お上からの給付金のお慈悲を貰っているわけだから、うらやましい限りだよ」

 しかし、違反金覚悟で営業する同業者にも同情的だ。

「そもそも8時までの時短営業なんかで飲食店が儲かるわけないよ。これから一番の稼ぎ時って時に店を閉めろって言うんだから、カバが逆立ちしたってもんだ。もっとも、ヌケ穴はいくらでもあってさ、池袋のある店じゃ、8時ギリギリまで客からビールのオーダーを取らせるんだよ。一旦は会計を締めて、あとは店の入口も閉め、従業員も私服に着替えて、店内では賄い飲食をしているふうを装うわけ。最後に客は従業員出口からお帰りいただくという寸法で大繁盛している店も知ってるよ」

 従業員なら「時間外」も許されるということなのだ。

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