それほど欲しいわけでもないのに、あまりに取れないものだから、つい意地になってまた100円硬貨を投入して…。そんな経験をしたことはないだろうか。クレーンゲームのことだ。代表的な景品はぬいぐるみ。でも、やっとゲットしても部屋に飾る趣味もなく、ほったらかしにしてしまう。そのぬいぐるみが、“お宝”に化けることがあるのだ。
「80年代半ば、ゲーセンに登場したセガの『UFOキャッチャー』が最初にぬいぐるみを入れたのですが、その担当者が景品に特別な価値を持たせたいとして非売品ぬいぐるみを投入。プレミアが付くのは当然で、中には1万円を超える価格で取引されています」
と話すのは、ゲーセンに詳しいライター。ネットで検索すると、ゲーセン景品専門の買取業者まであって意外にも活況。どんな景品にプレミアが付くのか。
「第一に未使用品であること。次に、古い品で90年代初期の景品は品薄で高値になる傾向があります。そして、最後は人気のキャラクターかどうか。ドラゴンボールやポケモン、リラックマなど固定ファンがいるキャラは強いです。もっとも、ラブライブなど熱狂的ファンがいるキャラであれば、最近の年代のものでも高額買取の可能性があります」
ならば、今からゲットして転売すれば…。
「現行のクレーンゲーム機は一定の確率でしかゲットできない仕組みになっているので、ハマり過ぎには注意ですね」(同)
熱くなると結局は損をするらしいのでご用心!