本田真凛のフィギュア強化選手「落選」に同情の声があがったワケ

 4月25日、日本スケート連盟の理事会が行われ、2019年度のフィギュアスケート強化指定選手承認のニュースが流れると、フィギュアファンを中心に侃々諤々の議論を呼んだようだ。

「真っ先に話題となったのは、昨年度は強化選手Aだった2016年世界ジュニア女王の本田真凜が強化指定から外されたこと。本田選手は成績から確かに規定には足りてなかったですし、選ばれた坂本花織、紀平梨花、宮原知子、三原舞依、樋口新葉と女子選手は強力なライバルが多数。落選は仕方ない部分もあります。ネットにも《妥当な選考》《実力の世界ですから》《フェアに選ばれるんですね》と納得のコメントが投稿されました」(女性誌ライター)

 ところが男子の特別指定選手に、4年のブランクから復帰して昨年、全日本選手権2位の復活を遂げた高橋大輔が選ばれたことがわかると、ネットの意見は一気に潮目が変わる。

「もちろん復帰を歓迎するファンの声もありますが、大多数が《今さら高橋大輔の何を強化するの?》《国内でしか出場していないベテランを……》《次世代を育てないでどうする!》といった疑問の声で埋めつくされました。その反動か、最近の成績不振だけで切られてしまった本田選手には《かわいそう》《まだチャンスはある》《華があるのも才能だと思う》などと、擁護するコメントが出始めたのです」(前出・女性誌ライター)

 華やかな容姿や人気からスポンサーなどに恵まれてアンチも多い本田選手だが、“落選”の話題でもライバルを差し置いて真っ先に話題にされる。そんな、みんなが「見たい」若手こそ強化してほしい…というライトなファン層からの意見もあり、今回の選考への疑問はしばらく尾を引きそうだ。

(山田ここ)

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