松本人志も困惑、「ミスター・ポテトヘッド」改名でNHKの人気番組が消滅!?

 人の性別意識がここまで急速展開していくとは…。ニュースを聞いた日本の人たちは少なからず戦慄を覚えているとか。

 映画「トイ・ストーリー」シリーズでもおなじみ、じゃがいもの顔をした人気玩具キャラクター「ミスター・ポテトヘッド」がサプライズ改名。今後は名前から“ミスター”を外して、ただの「ポテトヘッド」として売り出されるとか。その理由は昨今の主流、性別を区別しないジェンダーニュートラルにするというもの。でも、こうした意識にまだ不慣れな日本ではSNSで「アメリカはどこまでいっちゃうの?」と不安な声もつぶやかれてしまっている。

 2月28日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)がこの話題を取り上げ、ダウンタウンの松本人志も「まじか!」と驚きの声を発し、他の出演者が改名に肯定的な意見を述べても「いまいち意味がわからない」と困惑した様子だった。

「米国の玩具大手ハズブロによれば、男女平等を促す目的での改名だそうですね。当然、奥さまキャラのミセス・ポテトヘッドからもミセスが外されます。これからは両親ともいわゆる男性同士、女性同士という世界が当たり前になりますし、それが当然のように許容される世界では、ミスターやミスといった呼び方は不要。これからの子どもたちに『自分ならではのポテトヘッド・ファミリーを想像し創作できる』と説明したようです。それでも“ミスター”を含めて認識していたファンが大半ですから、賛否あるのも確か。特にまだジェンダー対応に不慣れな日本では『(ジェンダー問題を)意識しすぎではないのか』という声が多いんです」(週刊誌ライター)

 そんな中、ネット上ではもしも男性をミスター、女性をミスまたはミセスと呼べなくなる風潮が進めば、日本のある業界やイベントに影響を及ぼすのでは?という声がチラホラ聞かれるとか。

「たとえばプロ野球ですね。日本のプロ野球のレジェンドといえば、元巨人軍の国民的大スター・長嶋茂雄さん。長嶋さんの通称はご存じ“ミスター”です。その影響もあって、日本のプロ野球ファンやメディアは贔屓の球団の顔の選手を“ミスター・タイガース”などと呼んで崇めますよね。でも今後はXジェンダーの選手がカミングアウトした状態で入団することだって大いに考えられます。そうなればミスターなんて絶対に呼べません。ネット上でも冗談まじりに『もう長嶋茂雄をミスターと呼んだら世界的にアウトなのか』なんて投稿している人もいました」(週刊誌ライター)

 プロ野球界だけでなく、もうひとつ“消滅危機”がささやかれそうなのが、大みそかの「紅白歌合戦」だとか。

「男女をチーム分けして歌わせて、男が勝った、女が勝ったというイベントを国家行事しているのは、世界でも日本の紅白歌合戦だけです。氷川きよしさんなどの性別を超越した存在がその垣根を取っ払う流れになりつつありますが、SNSでも『紅白がなくなるも時間の問題かも』と今回のポテトヘッド問題にからめて言及している意見がありましたし、それにうなずく声も少なくないようでした。近い将来、劇的な何かが起こるかもしれませんね」(前出・週刊誌ライター)

 アメリカに右倣えばかりはおかしいという声は多くても、つい最近の日本では五輪会長騒動で性差別が世界的問題になったばかり。でも、ミスター・タイガースから“ミスター”を排除したら、何て呼べばいいの?

(飯野さつき)

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