「大島さん?」「児嶋だよ!」の掛け合いは、これまでテレビで何百回(何千回?)と繰り返されてきたテッパンのネタ。今さら説明するまでもないが、アンジャッシュの児嶋一哉が、名前を間違えられて、それを正すだけのツッコミだが、今では「大島さん」というワードに、体が勝手に反応してしまうのかも…。そんな心配を抱かずにはいられなくなったのが、2月22日放送の「ヒルナンデス」(日本テレビ系)。
この日、番組で取り上げたのが会員制大型スーパーのコストコ。大のコストコ好きで知られる梅沢富美男がロケで同店舗を訪ねて、お買い得な食材を紹介していくという主婦必見の放送内容だったのだが、スタジオで思わぬハプニングが起きた。
森三中の大島美幸が、コストコのプルコギビーフを使った韓国風海苔巻き作りに挑戦。材料を紹介し終わったところで、司会のナンチャンが、
「これ食べてみてどうだった、大島?」
と森三中の大島に尋ねたところ、横から「児嶋だよ!」の声が…。どうやらアンジャッシュの児嶋が“フリ”だと勘違いして、ツッコミを入れたようだが、これにはスタジオが一瞬、凍りついたものの、スタッフからは爆笑の声があがった。
「おい! 今、大島に言ってんだよ。文脈考えてよ!」とのナンチャンのツッコミに、児嶋も「反応しちゃうから。大島って言葉に。そういう体になってるんだから」と弁解するしかなかった。この大島と児嶋のややこしいキャスティングにSNSは大盛り上がり。
《ヒルナンデスに大島さんと児嶋さんがいて最高に面白い》《ちょっとした大惨事になってて今日のヒルナンデスは見ごたえがある》《大島と児嶋の共演は何度でも見たい》と、2人の共演を称賛するコメントが多く見られた。
「同じようなハプニングは女優の大島優子さんと共演した際にも発生していますが、そもそも『大島さん』からの入りは、児嶋さんが周囲に提案して定着したもの。昔は『オジマさん』『ノジマさん』というフリもあったのですが、聞き取りにくくてフリなのかどうかが判断できないこともあったため、『最初はオオシマさんで』という不文律ができたそうです。とはいえ今回の『ヒルナンデス』では番組の冒頭で、南原清隆さんが児嶋さんに『アンジャッシュの上島(竜兵)さん』と振って『ヤ~』のギャグも披露しています。森三中の大島さんが出ていることで『今日はウエシマさんでいく』というサインだったのかもしれませんが、やはり大島という言葉に敏感に反応してしまったようですね」(テレビ誌編集者)
とはいえこの日の放送でいちばんの笑いを取ったのは視聴者も認めるところ。本物の大島さんがいる横で、「児嶋だよ!」とツッコミを入れる“横やり芸”がスタンダードになる日は近い!?
(石川ともこ)