涙で謝罪してもある程度は叩かれても仕方のない状況だったとはいえ、“捏造発言”には黙っていられなかったのかも!? 1月29日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)の終盤で、番組の進行を務める伊藤利尋アナが謝罪する一幕があった。1月25日の放送回で、ゆきぽよの過去の知人男性が起こした「薬物騒動」について激論を交わしたのだが、そこでの出演者の発言について、こう言って謝罪したのだった。
「(ゆきぽよさんに関する)ニュースを扱った際、出演者からゆきぽよさんが男性に自宅の合鍵を渡していたという趣旨の発言がありましたが、所属事務所によりますと合鍵を渡した事実はなかったということです。訂正してお詫びいたします。大変失礼いたしました」
ギャルタレントとして活躍するゆきぽよこと木村有希(24)に、2年前の薬物トラブルが発覚したのは1月21日のこと。同日発売の「週刊文春」によると、過去にゆきぽよの自宅に出入していた知人男性が、違法薬物を使用して逮捕され、ゆきぽよも尿検査を受けるハメになったという。このヤバすぎる交遊歴が発覚したことで、ゆきぽよは情報番組で「もうあいつは終わったな…と思われても仕方がない」と涙ながらに謝罪することとなった。
さてさて、伊藤アナの訂正によれば、あたかもゆきぽよが知人男性に合鍵を渡していたかのような発言があったようだが…。さかのぼって調べてみると、この「合鍵デマ」の発生源はモデルのアンミカだったことが判明。1月25日の放送回で、この話題を振られたアンミカは、「仕事一緒にしてて大好きな子なんですよ」と前置きしつつ、
「情が厚いヤンキーキャラだとしても、だからといって、(交際を)お断りしている人を合鍵渡して家に残していくっていう行動と発言のギャップの違和感がぬぐえないっていう…」と、薬物男との親密な関係に疑問を投げかけていた。
「自宅に出入りしていた複数の知人の中の一人と言うのと、合鍵を渡されていたのとでは印象がまったく違いますからね。また、改めて『週刊文春』の記事を見たところ、ゆきぽよさんが合鍵を渡したという記述はありませんでした。実際、この『バイキング』での発言がもとで、合鍵を渡していたのが既成事実のように書かれているネットニュースを目にします。意見を言うのは勝手ですが、この合鍵に関するデマがさらなるイメージダウンにつながる可能性は大。ゆきぽよさんの所属事務所が番組に猛抗議して訂正を求めるのは当然のなりゆきでしょう」(週刊誌記者)
問題発言が飛び出してから1週間後、2月1日の放送ではMCの坂上忍やアンミカをはじめ、いつもの月曜レギュラーが通常進行の本音トークで番組を盛り上げた。間違いは誰にでもあることだが、大きな影響力を持つコメンテーターは、よりいっそうの慎重さが求められそうだ。
(あまねかずこ)