阪神タイガースのドラフト1位といえば、関西ではメディアからも市民からもチヤホヤされる大スター。たとえ力が衰え戦力外通告をされても「ありがとう」「第二の人生頑張って」などのエールが送られるのが通例だったはず。とすれば、昨シーズンで戦力外となった2011年のドラフト1位、伊藤隼太外野手(31)は例外ということかも…。
「伊藤選手は昨年末の12月30日、自身のYouTubeチャンネル『伊藤隼太の独壇場』で戦力外通告を受けた時の状況を語っていました。球団から封筒を渡され、時間を指定され、行ってみると予想どおりに戦力外通告の話。何も質問しなかったのでものの2、3分で終わったとのこと。それを恨むようなことを言っているわけでもなく、本人はトライアウトの結果を待っているという報告でした。そして年が明けた4日にも同チャンネルでオファーがないこと、それでも『NPB復帰を目指して、そこを目標に今年1年間やっていきたい』と語っていました。でも、これだけ聞けばファンからエールが送られてもいいような気がするのですが‥‥、SNSではそんな声が本当に一切ないんです。『嫌われすぎでしょ』などの失笑コメントも散見するほど、誰も悲しんでいないという実情です」(スポーツライター)
そもそも本気で復帰を目指そうというなら「YouTubeをやってていいの?」という声がやまないのだとか。
「厳しい練習風景ならいざ知らず、戦力外通告の様子を報告するなんて本気度が低いという印象は否めませんね。藤川球児さんがインスタライブで『本気ならYouTubeなんてしない』といったニュアンスのことを言っていたのを受けて、ファンも伊藤選手のやり方に何かズレを感じているようです」(前出・スポーツライター)
慶応大学出身の野球エリート。入団後は背番号51を背負って「虎のイチロー」と期待を集めた。でも、プレーにおいての緩慢な守備、グラウンド外ではファンサービスに関する炎上騒動や結婚前の二股交際疑惑、さらにトドメは既婚者なのに昨年のコロナ禍での合コン会食。そこで藤浪晋太郎も含めたクラスターの一員となったことで、ぎりぎり見守っていたファンもさじを投げてしまったとか。
NPBからのオファーがないなら、台湾などのアジアや日本国内の独立リーグなど、自身の力量を見せるチャンスはまだあるはず。でも、自身のチャンネルでは「失敗を恐れて挑戦できなかった自分を省みて、今年のテーマをチャレンジ、挑戦ということで1年間やっていきたいと思いますので、野球人・伊藤隼太を応援していただけたらと思います」とコメント。やっぱりちょっとズレちゃってるのかも?
(飯野さつき)