「バイキング」に内紛!? 小出恵介応援企画に坂上忍が「トーク拒否」の横暴MC

 この状況は「情報バラエティ番組」だから仕方ないと見るべきか?

 10月22日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)でおよそ30分間にわたり視聴者をヒヤヒヤさせる時間が流れた。番組MCを務める坂上忍が、芸能界に復帰した小出恵介に対する持論を唱えた場面だ。

 番組では今年8月に人気歌手MISIAの事務所に所属し、俳優活動を再開した小出について特集。番組独自秘話として、来春公開予定の映画「女たち」で本格復帰する小出が、同作のプロデューサーを務める奥山和由氏に対して「なんでもやらせてほしい、通行人でも構わない」と直談判したことなどを紹介。小出を応援するムードが漂う内容だったのだが、坂上は「現実として、小出君ははめられたんじゃないかと一部報道がありましたが、その真実というものに対して明らかにする行動がなかったのは事実」と、小出が会見を開くなどして本人の口から事情を説明することをしなかったことを指摘。さらに「このコーナー自体の構成にはなはだ疑問」と制作サイドを一刀両断。さらに「なんとも話しようがない」「この作りの中でボクはコメントできない」と“トーク拒否”の姿勢すら見せ、スタジオの空気がピリついていることが視聴者にも手に取るように伝わってきたのだ。

 その後も坂上は東出昌大など、過去にスキャンダルを起こして会見を開き、世間から批判の声を浴びたことを例に挙げ、そうしたけじめをつけた人々には「肯定はしないけれど、セカンドチャンスはあってしかるべきと言える」とし「いちばんの根幹がすっぽり抜けてる人に対し、小出君うんぬんじゃなく、それを僕が言ったら、さらしものになってまで説明した人へ顔向けができない」と訴えたのだ。

「坂上も俳優ですから、テレビショーの生本番として持論を述べたのかもしれません。しかしそれ以上に、坂上の真摯な態度と熱を持った言葉は、共演者だけでなく視聴者までも圧倒したことは確かです。坂上がフジテレビ制作スタッフに噛みついたと感じた人も少なくなかったようで、ネット上では『坂上忍がマジでフジにたてついてる』『坂上のこの怒りってクビがかかってるよね?』『坂上にここまで指摘されたフジ制作部の今後の対応が気になる』『本番前に打ち合わせがあるはずなのにこの流れってどうなってるの?』など、大反響となっています」(女性誌記者)

 会見を開かなった小出を責めているのではなく、小出を応援するように仕組まれた番組構成に異論を述べた坂上。多くの芸能人が小出を応援しているという具体例に「僕も会ったら好きになっちゃうだろうなと思う」としたが「ただこういう番組やっていると、極力、嘘はつきたくない」「何年間か、レギュラーの人から無理矢理言葉をいただき、きついことも言っていただいた中で、これにすんなり『はい、わかりました』と、乗っかれと言われても50過ぎてそんなことはできない」と最後までブレない姿勢を貫いた。

「じつは坂上が生放送中に番組サイドに苦言を呈したのは初めてではありません。伊勢谷友介の保釈を扱った際にも、弁護士事務所まで追いかけた取材クルーの報道姿勢にそこまで追いかける意味はあるのか、と疑問を投げかけていました。以前はバラエティ班が制作していたことで、ほぼ坂上の言いなりのような作りでしたが、情報制作局に移ってからは、番組に口出しできなくなったと聞いています。生放送中のダメ出しは坂上の精一杯の抵抗の表れのように見えます」(フジテレビ関係者)

 クビ覚悟の進言を、フジテレビはどう受け止めるのだろうか。

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