プロテインバーから大量のダニが!? メーカーの雑すぎる調査報告に批判殺到

 日本人ユーザーが購入した英プロテインブランド「マイプロテイン」の商品「カーボクラッシャー」に大量の虫が混入していた問題で、製造・販売するハットグループは9月25日に第三者による調査の結果を日本の通販サイトで公表したが、利用者たちからは厳しい声が相次いでいる。

 問題が発覚したのは9月11日のこと。とあるツイッターユーザーが「『マイプロテイン』のサイトで買ったプロテインバーから大量の虫が生きたまま出てきました。茶色の米粒くらいの虫と、その幼虫らしきもの、白いダニのようなものまで」と画像付きで投稿すると、瞬く間に拡散。同ユーザーは続けて動画も投稿し、未開封のカーボクラッシャーを開けると白い虫がウヨウヨとうごめく姿が肉眼でもはっきりと確認できる。

 25日に公表された調査報告では、「一部のカーボクラッシャーのパッケージにコナダニやチャタテムシが侵入していた」と認めたものの、それは「製品をイギリスからシンガポールへ輸送する際に発生した」とし、自社内で起こったことではないことを強調。さらにコナダニやチャタテムシは「人体に有害なものではない」と、商品の安全性には何ら問題ないと説明したのだった。

 これにネット上では、《何これ、ウチは悪くないし、食べても問題ないってこと? だったら、虫がウジャウジャわいてる商品を食べてみなよ》《輸送中に密封された商品の中にダニが入り込むなんてあり得ないのでは?》《虫が入ってたくらいで騒ぐなよ感がスゴいな》など厳しい意見が数多く寄せられていた。

「マイプロテインは2016年に日本公式オンラインショップをオープンさせると、19年には約103億円の売上を記録するなど急成長を遂げていました。しかし、今回の対応はいかがなものでしょう。同ブランドは9月15日にも公式ブログにお詫びを掲載していましたが、その時と状況がまったく変わっていないのです。第三者機関が調査を実施したのであれば、いつどのタイミングでどのようにして混入したかなど、もっと具体的な経緯を報告できたはず。欧米では商品に虫が混入することはよくあるそうですが、それと同じ対応を日本でしていたら、信頼を失うことになるでしょうね」(経済ジャーナリスト)

 対応が少々雑すぎたか。

(小林洋三)

※写真はイメージです

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