米津玄師“PRライブ”で脚光!ゲーム「フォートナイト」で課金トラブル続発

 全世界でユーザー登録者数3億5000万人を超える人気オンラインゲーム「フォートナイト」内で行われたバーチャルイベントに歌手の米津玄師が出演した。プレイヤーは無料でイベントに参加することができる「バーチャル空間でのフリーライブ」のようなイベントだ。

ゲームの中でのライブイベントは新しいエンタメの形として注目を集め、既存のユーザーだけでなく、米津玄師ファンも続々「フォートナイト」に参入した。あまりのアクセス集中に一時サーバーに繋がりづらい状態が続き、ネット上には「米津さんのライブに入れない」といった声があがるほどの人気ぶり。

 このPRイベントで米津は、8月5日に発売された新アルバム「STRAY SHEEP」のジャケット(写真)のような被り物をしたうえで、「Lemon」や「パプリカ」などの収録曲を披露した。

 米津玄師効果で注目を集めている「フォートナイト」だが、以前から利用する子どもたちの間ではトラブルが頻発している。TwitterなどのSNS上では「子どもが無断で高額課金していた」「課金していないとバカにされ、オンラインで遊んでいる同級生に仲間はずれにされる」「トラブルを避けるためフォートナイトを禁止にしていたら学校でいじめに遭ってしまった」など、小学生の子どもを持つ親の嘆きの数々が投稿されている。

「フォートナイトのバトルロイヤルモードは最大100人で行い、最後の1人になるまで戦うというルールのゲームで、スマホなどから無料でプレイ可能なため小中学生に大人気です。基本は無料で遊べるのですが、ケータイの通信会社の決済サービスで勝手に課金をしてしまったり、課金によって購入したアイテムを親の知らないところで友達にプレゼントをしたり、たかられてしまうなどのケースもあります。こういったやりとりが端末内で行えてしまうため、親の知らない間に金銭トラブルに発展してしまうのです」(ゲームライター)

 あまりに多発するトラブルに、夏休みを迎える小中学校の中には夏休みの注意事項として「多発するフォートナイトでのトラブル」を警告するプリントを保護者に配る学校も存在する。「課金問題」のほかにもゲームをきっかけとした暴言行為やいじめ、チャット機能での「出会い系問題」などもあり危険性を親世代も周知する必要がありそうだ。

(浜野ふみ)

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