コロナ禍に小遣い稼ぎ!500円から52万円まで…物置にあった「絵本」の落札相場

「あんたの小遣い、減らしてもいいよね」

 コロナパニックで在宅勤務中に、妻が急に言いだした。家で昼食を食べているのだから、その分を減らしてもいいんじゃないかという理屈だ。夫の経済危機を政府が補償してくれるわけがない。物置からお宝を可及的かつ速やかに発見する時がやってきたのだ。

 そこで、目をつけたのは絵本。子供がいる家庭なら、少なくとも1冊ぐらいはあるだろう。我が家の場合、物置にごっそりと保管してある。例えば、「はらぺこあおむし」(偕成社)。米国の絵本だが、翻訳されて76年から日本でも販売された。ロングセラー商品だけに、我が家には3冊もある。売ったところで、子供にも妻にも見つからなそうだ。

「1冊では、ヤフオクでよくても500円ですね。『はらぺこあおむし』から派生したおもちゃならば、1万円を超えることもありますが‥‥」(ヤフオクウオッチャー)

 もっと高値をつける絵本はないのか。

「やはり特撮モノを扱ったテレビ絵本のほうが高値をつけます。ウルトラセブンの昭和42年刊行の絵本が1円から始まって、最終的に52万9800円で落札されたことがあります」(前出・ウオッチャー)

 かなり古い絵本でないと高値を付けないようだ。目下、我が家の絵本だと、まとめ売りしかない。100冊ぐらいで2万円にはなりそう。小遣い減額となれば、女房子供を泣かすつもりで強硬手段に出るしかない。

マネー