「滝沢社長の怒りは相当なものですよ。あれだけ苦労して売り出して、ようやく軌道に乗り始めた矢先に未成年との飲酒問題ですからね。じつはあそこまで売り出すために、滝沢社長はみずから愛車のベンツを運転して、テレビ各局をまわっていましたから。3年前の出来事とはいえ、裏切られた思いでいっぱいじゃないですかね」(週刊誌記者)
滝沢氏の怒りの矛先が向けられたのはSnowManリーダーの岩本照だ。4月21日発売の「週刊女性」はそのイライラを代弁するかのように、5月13日にリリース予定だったSnowManのシングルが発売延期になる可能性を報じている。
「言うまでもなく、3月に『FRIDAY』が報じた飲酒問題が原因です。岩本はホテルで開かれた男女10人の大宴会に参加。そのうち2人が未成年だと知りながらお酒を振舞ったことが問題視されました。その数日後、ジャニーズ事務所は岩本の芸能活動自粛を発表。『週刊女性』の記事によれば、『岩本を脱退させる』というレベルのかなり厳しい言葉を使って、現場スタッフに謝罪行脚をさせているそうです」(スポーツ紙デスク)
神田沙也加との「不貞疑惑」でジャニーズJr.の秋山大河が退所したのは、滝沢氏の意向が反映された結果だと言われている。滝沢氏の“非情采配”によって、ジャニーズ所属タレントが退所を余儀なくされたケースは他にもあるというが、SnowMan岩本の不祥事に示した怒りは“愛情”の裏返しだという話もある。
「SnowManはその前身となるユニットで2009年から活動していますが、デビューさせるにあたってはジャニー(喜多川)さん(故人)から『売れないよ』と釘を刺されていたそうです。それでもなんとか2012年に正式結成にこぎつけて以降、滝沢さんはジャニーズ事務所傘下の『ジャニーズアイランド社長』として、売りこみに必死でしたから。きちんとテレビ局のスタッフ一人一人に名刺を配り、腰を低くして『どうか、番組で使ってもらえませんか』と“営業活動”をしていましたよ。局内では『あのタッキーがあそこまで頭を下げるとは…』と驚く声が聞かれました。それもSnowManへの愛情があったから。熱心に売りこみをしていた時期は、ちょうど岩本がホテルで“不祥事”を起こしたタイミングと重なります。『オレが駆けずりまわっていた時に何をしてたんだ』と憤慨するのも無理はありません」(キー局関係者)
タッキー社長がどんな“決断”をくだすのか。ファンとしては気が気でないだろう。
(鍋山幸太郎)