滝沢秀明の千葉ボランティア活動は“最後のご奉公”となるのか?

 チェーンソーを使いこなす芸能人がほかにどれほどいることだろうか? ジャニーズ事務所の副社長に就任した滝沢秀明のボランティア活動が話題となっている。

 台風15号で甚大な被害を受けた千葉県にて、滝沢がHiHi Jetsの橋本涼を引き連れてボランティア活動に勤しんでいる目撃情報はすでに広く伝わっている。10月3日発売の「女性セブン」によると9月中旬、滝沢は倒木被害を受けた家屋を訪れ、「ボランティア団体の紹介で来ました」とだけ告げて撤去作業を開始。持参したチェーンソーで手際よく倒木を切断し、キレイに片づけていったという。

 その滝沢は8年前の東日本大震災でも災害復旧ボランティアを行っており、彼にとってはもはやライフワークと言えそうだ。だがそんなボランティア活動が今回の台風15号で打ち止めになるかもしれないというのである。その理由を週刊誌記者が指摘する。

「9月27日付の役員人事でジャニーズ事務所の取締役副社長に就任したことにより、彼の人生は大きく変わりました。代表権こそ持たないものの、年商1000億円といわれる巨大芸能事務所の副社長がもつ影響力は、子会社ジャニーズアイランドの社長当時とは比べ物になりません。銀行や広告代理店、テレビ局といった取引先に対して責任者として交渉する立場にあり、経営陣としての責任は重大。それゆえ今後の滝沢にはアイドル時代以上に心身の健康が求められます。人前に出て、またケガの恐れもあるボランティア活動は今後、控えていく方向になることでしょう」

 会社の方針として従業員のボランティア活動を支援する企業は少なくないが、経営陣が陣頭指揮を執る例はほとんどないのが実情だ。それは災害復旧のような肉体的な危険を伴うケースに限らず、デスクワークであっても同様である。なぜ企業の経営陣は自らボランティアに身を投じようとしないのだろうか。

「一つには会社としてボランティア活動を行う場合、経営陣は環境づくりを担うのが役割であり、自ら手を動かすのはかえって現場を邪魔する恐れがあるということ。そしてもう一つは、経営陣は替えが効かないポジションなので、ボランティア参加で業務を抜けるわけにはいかないからです。おそらく滝沢自身も、副社長に就任したことで自分の業務がどれくらい増えるのかに驚いているはず。本人としては今後もボランティア活動を続けたいでしょうが、状況がそれを許さないのです」(前出・週刊誌記者)

 ただ滝沢の立場なら、現場のアイドルにボランティア活動への従事を命ずることも出来るはず。今後はジャニーズJr.のボランティア参加が増えるのかもしれない。

エンタメ