飲食店を救えるか!? ウーバーイーツ“投げ銭システム”に漂う「中途ハンパ感」

 4月17日、ウーバーイーツは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大きな被害を受けている飲食店を支援する目的で、利用者が飲食店に支援金を送ることができる”投げ銭”機能を導入したことを発表し、ネット上では賛否両論が巻き起こっている。

「投げ銭機能の使い方はいたって簡単で、注文の最終確認の画面でレストランへの支援を呼びかけるメッセージが表示されるので、チェックボックスをタップして印を付けるだけ。一度の注文につき100円分の支援が可能で、支援金は注文した飲食店の売上として加算されます」(ITジャーナリスト)

 ただし、このシステムにネット上では、《飲食店は厳しいところが多いからね。100円は少ないけど、投げ銭機能は素晴らしい》《贔屓のレストランは応援したいから、投げ銭は利用したい》など応援する声がある一方で、《100円って少なっ! なんだか中途ハンパな支援だな》《飲食店支援は素晴らしいけど、そろそろ配達員にも何らかのボーナス出してやれよ》など厳しい意見も見られる。

「配達員の問題は置いておくとしても、新型コロナの感染拡大による外出の自粛によって飲食業界は甚大なる被害を受けていますから、投げ銭システムは素晴らしい試みだと思います。ただ、1回につき100円では少なすぎる(笑)。気持ちの問題でもあるのでしょうが、好きな額を自由に設定できるようにしてもよかったかもしれません。ちなみに、支援金は領収書にも反映されるそうなので、経費として落とす際にも便利ですね」(経営コンサルタント)

 コロナ禍で余計に注目を浴びている業種だけに、ウーバーイーツにはド派手なパフォーマンスをぶち上げて欲しいものだが……。

(小林洋三)

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