10月31日に「サイゾーウーマン」がスクープ配信し、各スポーツ紙や夕刊紙なども相次いで報じた滝沢秀明氏のジャニーズ事務所退社。
滝沢氏といえば、18年に芸能界を引退した後は裏方に回り、同社副社長やグループ会社「ジャニーズアイランド」の社長として、後進の育成や舞台の演出などを担当してきた。
20年にデビューした「SnowMan」と「SixTONES」をトップアイドルに育てた立役者でもあり、先日、世界デビューを果たした「Travis Japan」の米国武者修行も滝沢氏のアイデアだったと言われている。
ここ数年の事務所の屋台骨を支えた人物だけに、その退社には、ファンだけでなく、芸能界も大きな衝撃に包まれている。
「退社の真相について様々な憶測が飛びかっていますが、それにも増して注目されているのが滝沢氏の『今後の動向』です」(テレビ誌編集者)
業界内では新事務所の設立が噂されているが、その一方で多いのがタレント活動の再開を求める声だ。そもそも彼は、05年のNHK大河ドラマ「義経」をはじめ、出演したほとんどの連ドラ、スペシャルドラマは主演だった。さらに「滝沢演舞城」や「滝沢歌舞伎」など舞台経験も豊富だ。
「60年の大河ドラマの歴史の中で、主演俳優で芸能界を引退したのは彼だけ。演技力に優れ、物腰はタレント時代も今も低いままで悪く言う人もいません。まだ、40歳で役者として脂が乗ってくるのはこれからですし、裏方での社会経験がいい意味で演技に深みを持たせてくれるはず。復帰宣言をすれば、オファー殺到で争奪戦も予想されます」(前出・テレビ誌編集者)
「タッキー」として、あらためて芸能界の表舞台で活躍する姿を見たいというファンは多いはずだ。彼の今後の去就が注目されるのである。