みずからを「ドラマおじさん」と言い、レギュラー出演している「あさイチ」(NHK)の番組冒頭では、必ず“ドラマ受けコメント”をしている博多華丸。今では「朝ドラは8時15分に放送終了ではなく、華丸のドラマ受けコメントまでが朝ドラ」として視聴している人がかなり多いようだ。
そんな華丸のドラマ受けコメントをふくらませたり打ち切ったりするのが相方の博多大吉だが、1月9日放送の「スカーレット」(NHK)第82話放送後は珍しく「赤津君、出てましたよね。『まんぷく』の」と声を弾ませたのだ。
赤津君とは、2018年下半期放送の安藤サクラ主演による朝ドラ「まんぷく」(NHK)で、“塩軍団”と呼ばれていた、製塩会社「たちばな塩業」の従業員の1人だった、すし屋での修業経験があり、包丁さばきがみごとなことから、松坂慶子演じる鈴に「料理の手伝い係」を任命された赤津裕次郎(永沼伊久也)のことだ。
「赤津を演じていた永沼が稲葉となって『スカーレット』に初登場したのは1月6日のこと。放送終了後の午前9時過ぎにはYahoo!のリアルタイム検索で『赤津』がトップ3入りを果たしたほど大きな話題になりました。しかし大吉が話題にした9日には、弟子を打ち切られた喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)の部屋に忍び込んで2人の研究を記した陶芸ノートを盗み、それを三津(黒島結菜)に見つかり、ノートは三津が奪い返すというストーリーでした。このなんとも間抜けでドジな結末が、“塩軍団”時代の赤津を思い起こさせたのでしょう」(女性誌記者)
黒島がNHKにかわいがられているのは周知の事実だが、実は「赤津」こと永沼も朝ドラ「べっぴんさん」「わろてんか」「まんぷく」、大河ドラマ「いだてん」などに出演しており、かわいがられている役者の1人。今年は「スカーレット」を皮切りに飛躍の年となるか。