宅配便業界でドライバー不足が叫ばれる中、国土交通省は6月26日、玄関前や宅配ボックスで荷物を届ける「置き配」を標準サービス
スタジオでは、物流に詳しい矢野裕児流通経済大学教授が置き配について、「コロナで対面しないということから普及拡大してきた」と指摘。「ルールがないまま拡大してきた経緯がある」として、「置き配もきちんと標準化ルールの中に位置付けて、みんなで『普及することは良いことだからルールを考えましょう』ということ」と解説したのだが、玉川氏は「それでもよくわからない。標準化って言葉がわからない」と疑問を投げかけた。
玉川氏は「僕なんかほとんど置き配にしている」と明かし、玄関のインターホンが鳴ると、「置き配でお願いします」と話して、ドアの前に置いてもらうという。続けて玉川氏は「だから、すでに置き配っていうのはそういうサービスに入ってるんですね」とコメントすると、矢野教授は「会社によって実は全部違ってですね」と反論。すかさず玉川氏が「いや、どの会社でもやってますよ」と異論をはさみ、矢野教授は「いや、そんなことはない」と否定。玉川氏は「そんなことはないってどういうこと?」と声を荒げていた。
すかさず弁護士の菊間千乃氏が「ありますよ。置き配しないっていう会社も」「玉川さんが利用しているところはないかもしれないけど」とたしなめていたが、SNSでは《専門家にケンカ腰の玉川さん》《専門家を困らせるなよ》《置き配しない業者あるでしょ》などと総ツッコミ状態となった。
「どうやら玉川氏はどの会社も置き配をやっていると認識していたようですが、いわゆる不在時に玄関前などに荷物を置く置き配をしていない業者はあります。たとえば佐川急便では、不在時の置き配ができません。玉川氏がインターホン越しに『置き配で』と頼んで、荷物を置いてもらうのは、置き配ではなく、非対面配達と言われるもの。不在時には利用できないサービスで、国交省が推進する再配達削減につながるものではありません。自分の経験だけで、主張を曲げない玉川氏の高圧的な態度に、多くの視聴者が反感を抱いたようです」(メディア誌ライター)
誤りを指摘されると相手が専門家でも主張を曲げない玉川氏を暑苦しく感じた視聴者はすくなくなかったようだ。