【食レポ】丸亀製麺「うどん弁当」夏の新作は“涼”を感じるデキだった!

 発売からわずか1カ月で400万食を突破し、コロナ禍を代表するテイクアウトのヒット商品となった丸亀製麺の「丸亀うどん弁当」。6月8日より、そんなうどん弁当に夏季限定(7月下旬まで)となる2商品が新たにラインナップされたので、涼し気な新作を食べてみた!

 今回、新たにうどん弁当に加わったのは豚の冷しゃぶに大根おろし、すだち、野菜バラ天が入った「豚の冷しゃぶと定番おかずのうどん弁当」(590円・税込=以下同)と、鶏もも天にごま油香るおろしポン酢、すだちが入った「鶏天おろしと定番おかずのうどん弁当」(620円)だ。

 まず「豚の冷しゃぶと定番おかずのうどん弁当」からいただいてみる。

 豚しゃぶの上からダシをかけ、すだちを絞りひと口。すだちおろしの爽やかさが豚しゃぶにもうどんにも非常にマッチしていて、これはウマい。清涼感と同時に豚肉の甘みも強く感じることができて、夏バテしていて食欲がないときでもガンガンに箸が進みそうだ。うどんはお店の打ち立てなので、しっかりとコシがあってモチモチとした食感も良い。豚しゃぶはそれほど量が多くないものの、そのへんは野菜のバラ天がカバーしてくれているので、ボリューム的にも申し分なし。

 続いて「鶏天おろしと定番おかずのうどん弁当」はというと、大ぶりな鶏もも天2つにすでにおろしポン酢がかけられているので、サクサクとした食感を楽しみたい人はダシをかける前にフタの上などに避けておくといいだろう。鶏はもも肉を使っているので、むね肉を使用したかしわ天よりもジューシーかつ肉厚で、鶏肉の味わいがより濃厚に感じられる。しかし、そこに大根おろしとポン酢、すだちが加わることで、しつこさはまったくなく、さっぱりといただくことができる。

 どちらも本当にすっきり爽やかに食べられるので、この夏はうどん弁当がさらに大ヒットすること間違いなしではないだろうか。ただ、少し注文を付けるとすれば、大根おろしにダシが浸ると少ししょっぱく感じてしまうので、“夏仕様”というのであればダシはもうちょっと控えめな味わいでも良かったかもしれない。

 また、ダシをかけると必然的に定番おかずの玉子焼きときんぴらも浸水してしまうので、フタなどに取り分けると省スペース感が失われてしまうこともあり、おかずにダシがかからないような仕切りがあればと思うのは私だけではないはず。ただ、それらを差し引いても、夏のうどん弁当もよく出来ていることは間違いない。

(ビートル鈴木)

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