トヨタの人気クロスオーバーSUV「ハリアー」の次期モデルは、2026年の発売が確実視されている。
2020年6月にフルモデルチェンジした4代目は、発売1カ月の月間販販売目標数3100台に対し、なんと14倍以上の約4万5000台を受注し、一時は半年以上の納車待ちが発生する人気だった。その後、最小限の一部改良を実施しながら販売を続け、いよいよ来年、6年ぶりにフルモデルチェンジするのではないかと見られているのだ。
すでに一部の自動車メディアが予想CGを発表するなど盛り上がりを見せているが、ファンが気になっているは「テール部分のウインカーの位置」と言われる。自動車ライターが語る。
「ハリアーファンなら既知のことですが、4代目は横一文字に光るLEDテールランプが特徴で、洗練された都会的なスタイルが人気の理由の1つでした。ところが、ウインカーランプが、なぜかバンパーの下部に位置することから、《ウインカーが低過ぎて見えない》《車間を詰めすぎるとアウト》などといった声が殺到し、論争にまで発展したのです」
ウインカーの位置は「地上から350ミリ以上」という保安基準こそ満たしているものの、他車と比べるとかなり低い位置にあるのも事実だ。
「《見にくい》《これがいい》などという論争はあるものの、デザイン自体受け入れがたいという人のために、アフターマーケットパーツで、リヤコンビランプ左右にウインカーを移設できるキットもあります」(前出・ライター)
次期型のテール部分は、近年、トヨタがこぞって採用している「ハンマーデザイン」になると見られているが、ウインカーの位置は不明だ。とはいえ、フルモデルチェンジともなれば、デザインの大幅変更は十分に考えられる。6年越しの「論争」に終止符が打たれるかもしれない。
(ケン高田)