松山英樹は「屋内」で勝てるか? 男子ゴルフ新リーグ「TGL」にいよいよ参戦

 2025年、米男子ゴルフツアーの開幕戦「ザ・セントリー」で松山英樹が大会初優勝、ツアー通算11勝目を挙げた。

 単独首位から出た最終日を1イーグル、7バーディ、1ボギーの「65」で回って通算35アンダー。72ホール最多アンダーのツアー新記録となった。

 見事なV発進を遂げた松山だが、今月にはまた新たなチャレンジをする。屋内でシミュレーターなどを使用する男子ゴルフの新リーグ「TGL」に参戦するのだ。

「TGLはタイガー・ウッズとローリー・マキロイが創設し、2人が共同設立した会社が主催。インドアで行われるバーチャルとリアルのプレーを融合させた新たな試みです。ティーショットなどは、通常のシミュレーションゴルフの約20倍の大きさがある巨大スクリーンに向かって打ち、50ヤード以内のアプローチとパッティングは実際のグリーンで行います」(スポーツライター)

 フィールドには天然芝が敷かれ、ラフやバンカーもある。グリーンはターンテーブルで回転し、最新の機器を用いてホールごとに傾斜や起伏が変えられるという。

 コース設定もバーチャルならではのユニークなもので、中には断崖絶壁のコースやマグマに囲まれた火山のコースもあるそうだ。

「屋内の専用スタジアムで行われるため天候に左右されることなく、観客はホール間の移動なしで選手のプレーを観戦できます」(同)

 松山は日本時間28日に初戦を迎える予定だが、新時代型のゴルフ「TGL」でどんな戦いを見せるのか、楽しみにしたい。

(鈴木十朗)

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