これまでもたびたび取り沙汰されてきた都心部の駐車料金。最近は最大料金が設定されているため、長時間駐車では安く済むところが多い。一方で設定されていない場所に駐車して、莫大な料金を請求されるケースも枚挙にいとまがない。
中でも特に高いといわれているのは、東京・銀座のコインパーキングだ。SNS上には「銀座のコインパーキングに5時間以上停めるより駐車禁止で罰金払った方が安い」という投稿と共に「12分550円」の基本料金の写真がアップされており、「1時間2750円はエグい」「田舎なら1日300円だぞ」などといった声が上がっている。
実際、付近には「10分600円」という基本料金を設定しているコインパーキングもあり、まさかの10万超えの請求を受けた人もいるというのだ。
気をつけたいのは「当日24時まで最大料金」と記載されている場合だ。これは日付が変わると同時にこれまでの料金がリセットされ、新たに課金が始まるので、そのまま駐車を続けていると、気がついたら莫大な料金に膨れ上がっていることがある。
自動車ライターが説明する。
「最大料金の記載については『あり』『なし』を看板に表記するようガイドラインが定められているので、駐車する際には必ず確認したいところ。気をつけたいのは銀座や赤坂などの都心部で、もともと料金が高いことに加え、年末年始に特別料金として一時的に値上げするケースがあります。都心部に訪れる際は少し離れた地域に車を停めて、電車で移動するというのもひとつの手段です」
コインパーキングの料金設定の不透明さはたびたび問題視されている。わかりやすい統一したルール作りはできないものか。今後ますます議論を呼びそうだ。
(ケン高田)