「令和のコメ騒動」でパックご飯の需要が急拡大する中、ビジネスホテルチェーン「アパホテル」が販売する“パックご飯”が注目を集めている。
アパホテルが今年4月1日から販売をスタートさせたのは、「アパ社長ごはん」だ。パッケージ中央にはアパホテル社長・元谷芙美子氏の顔写真がプリントされ、「おいしい・ふっくらガス直火炊き」「炊きたてシャリ切り」の謳い文句が食欲をそそらせる。価格は150gで税込み200円だが、一部のスーパーで100円前後で売られている様子がSNSで報告されている。サトウ食品のパックご飯は200g140円前後なので、十分競争力はありそうだ。
アパホテルといえば、すでに「アパ社長カレー」を食べたことがあるという人も多いのではないか。これまでに1100万食以上が販売されている人気商品で、先日はU-19サッカー日本代表がアジアカップ予選初戦を前にアパカレーを湯せんして食べる様子が話題になったばかりだ。
フードライターが語る。
「アパホテルが日本サッカー協会とパートナー契約をしていることもありますが、そうした様子やコメ不足によりパックご飯に注目が集まる中、『アパ社長カレー』と『アパ社長ごはん』の組み合わせが人気になっています。アパカレーは郵便局で1パック390円でも販売されており、気軽に購入できるのがメリット。一方のパックご飯は、これまで主に通販サイトで販売されていましたが、コメ不足もあって一部小売り店にも流れたようです。サトウのパックご飯にくらべて量が少ないのは、アパカレーをかけて食べることを前提にしているからでは。その意味でも相性は抜群です」
アパホテルのパックご飯とカレーの組み合わせ、1度味わってみてはいかがだろうか。
(ケン高田)